今朝がた地震がありました。
うちは震源地からかなり離れた場所なので、幸い揺れも一瞬グラッと来ただけで終わり、被害もありませんでした。
ただ、パニック障害を経験してから少しの変化でも体が敏感に反応してしまうことがあり、今回も一瞬の揺れだけで「地震だ!」と身構えてしまい、心臓がバクバクと早鐘を打ち始めました。
私はそのときパソコン作業をしていたのですが、揺れを感じるとすぐに身を固くし、さらなる揺れに備えましたが、幸いそれ以上の揺れはなく、地震速報を確認すると震度1程度だと分かり、少しホッとして作業に戻ろうとしました。
ところが、頭では落ち着こうとしているのに心臓は激しく鼓動を続け、身体の反応に引っ張られてしまいそうな感覚がありました。
そこで、すぐに「情動を消す」気功技術を試してみることにしました。
焦っている時には抽象度が下がり、技術の効果が出にくいこともあるのですが、それでも少しずつ頭の中が静かになり、冷静さを取り戻していくのを感じました。
ただまだ心臓は高鳴ったままでしたので、続けて「情動の火を消す」技術を試してみました。
私の場合、この技術はすぐに効果が出るというより、じわじわと効いてくる感覚があるので、しばらくは心臓のバクバクが収まりませんでしたが、時間が経つにつれて落ち着いてきたように感じました。
さらに、焦っている時によく使う「いらない情報を吹き飛ばす」という技術も試してみたのですが、こちらは私的には比較的即効性があるので、ほんの少し落ち着きを取り戻せたように感じました。
そうこうしているうちに、緊張が少しずつ解けていく感覚がありましたので、その後またパソコン作業に戻ったのですが、気が付けばいつの間にかあれほどドキドキしていた心臓がすっかり収まっていました。
そしてその後、朝まで続けていた作業の疲れもあって急激な眠気に襲われ、そのまま寝てしまいました。
その後、昼前に目が覚めた時には、地震のことを思い出しても身体が反応することはなく、恐怖や不安も全く感じない状態になっていました。
記憶としてははっきり残っているものの、感情が伴わないというか、「無」といった感覚です。
今までなら抗不安薬を飲んだり、不安解消の音楽を流したりして気を紛らわせていたと思いますが、今回は抗不安薬を飲むこともなく、気功技術だけでここまで落ち着けたことに自分でも成長を感じました。
そして、気功を学んでおいて良かったと思いました。
地震のように突然の出来事があっても、自分で対処できる方法があるというのは、とても心強いものだと改めて思いました。
これからも、私にとってお守りのような存在である気功技術を活用しながら、焦らず、私らしいペースで進んでいけたらと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。