パニック障害が再発してから、私は夏の猛烈な暑さが本当に苦手になりました。
若い頃はむしろ寒がりだったので、暑さにはもう少し耐えられた気がしますが、再発後は特に辛く感じるようになったのです。
特に、パニック発作が頻発していた時期は、体温調節がうまくできなくなっていたのか、突然体が燃えるように熱くなることがよくありました。
お腹が特に耐えがたいほど熱くなり、服を脱いでその場から逃げ出したくなる衝動に駆られたこともあります。
(もちろん、実際に人前で脱ぐことはありませんでしたが…。)
ちょうどパニック障害が再発した頃が、暑くなり始めた季節だったこともあり、余計に暑さが苦手になったのかもしれません。
その頃は、通勤で電車に乗る必要がありましたが、駅のホームの熱気が体にこたえ、息苦しさや予期不安がよく出ていました。
そのため、電車が来る前に体調を崩して会社を休むことも少なくなかったのです。
最近は、更年期の影響で平熱が下がったせいか、以前よりは少し耐えやすくなりましたが、それでも年々気温が上がる夏の暑さは厳しく、外出が難しくなっていました。
どうしても買い物に行かないといけない時は、朝の涼しい時間帯に軽い精神安定剤を多めに飲んで、徒歩5分の八百屋に行くのがやっとでした。
そのお店が閉店してからは、最寄りの小さなお店だけで何とか買い物を済ませるようになりましたが、やはり今年の夏が来るのは恐怖でした。
しかし、ある気功技術のおかげで、今年の夏は精神安定剤なしでも、しっかり暑さ対策をしていれば近くの店に出かけられるようになったのです。
その技術とは、『思い込みや信念を消す』技術です。
これは、以前ブログにも書いた『情動を浄化する(消す)』技術に続いて、私にとって非常に役立つ技術となりました。
最初にこの技術で暑さへの恐怖を消してもらった時は、頭の中で暑い状況を思い浮かべただけでしたので、「なんとなく抵抗感が減ったかも?」という印象でしたが、実際の変化が気になったため、翌日外出して確認することにしました。
そして翌日、暑さ対策をしっかりして出かけてみたところ、まるで多めに精神安定剤を飲んだように、周りの暑さが自分にあまり影響しない感覚がありました。
暑さは感じるものの、その感覚がどこか遮断されているようで、まるで自分自身が俯瞰して外を見ているような不思議な体感でした。
そのおかげで、近所であれば午前中や涼しい時間帯に外出できるようになったのです。
この『情動を浄化する(消す)』技術と『思い込みや信念を消す』技術は、個人的にはパニック障害やうつ症状で悩む方に非常に効果があると感じています。
薬の副作用がないため、安全で安心して使えることも大きな利点です。
原因や行動の制限にアプローチすることで、改善が見込める技術だと思います。
実際、気功を始めた方から「電車で遠くまで行けるようになった」「自分で車の運転ができるようになった」などの話を聞き、私もその可能性を実感しています。
このような気功技術に出会えたことが、私にとって大きな喜びとなっています。
これからも、この技術を使い続けていきたいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。