東電、低レベルの放射線汚染水を海に放出へ


こういう記事を見るたびに、行き当たりばったり的な対応しかしていないんじゃないかと思う。


最初、水をドバドバ掛けてた時点で誰もが「汚水はどうするんだろう?」と思っていたんじゃないだろうか。

で、海には流さずに済むようになっているのだろうと、当然のように考えていたと思う。

その後、タンカーに保存するだの、タンクの設置して保存だの言われたが、結局海へ放出。


後出しジャンケン的な言い方になるが、最初から海に放出しなければならなくなる可能性も考えていれば、せめてフィルター通すなり、何か汚染を軽減させる方法があったのではないか?


記事に、最初から放出を想定していたが今回の処置はこういう理由で仕方がない、とか書いてあれば安心するのだが。


これから起こる事態に万全を期しているとはとても思えない。



こんなニュース記事を見つけました。

原子炉建屋を特殊シートで遮蔽 政府、福島原発事故で


特殊シートで覆うというアイディア。

反対意見が多いとのことですが、ぼくは一応賛成です。

骨組みにシートというのがなんとも頼りない感じですが。。


このあたりの専門家ではないので素人意見ですが、ここで言わせてもらいます。


反対派の反対理由としては、内部の放射線量が増えて作業が困難になる、内圧が上昇して再爆発の危険がある、とのことですが、こうならないようにすれば良いのでは?

まさか政府も、リスクを指摘されているのに、それを考えないで実施するなんてしないでしょう?

(今の政府と東電はリスク無視してやりそうなので怖いのですが。)


シートで覆うなんて言わず、もう少しガッチリ(ドームに近い感じ)したものを作ってほしいと思うのですが、利点は、放射線を放つ粒子を一括管理できるところにあります。


内圧が上がるのであれば、フィルターを通して大気と同じになるようにしておけば良い。もちろんヒトが開閉可能な状態で。フィルターは自動で交換できる方法を考えれば良い。ファンで強制的に海側に流すようにするのです。


放射性物質を大気に放出してしまうのはしかたないとして、それを管理できるところが最大の利点です。


どうせ梅雨、台風がきたら大騒ぎするのです。台風が終わったら冬が来ます。


今のうちに打てるだけの手は打って、保険でほかの手も打てるようにしておくべきでしょう。

無駄になっても良いので平行でいろんな手を打てるように準備しておくべきです。


簡易的に作るのでしたら、あとで解体することも考えないとならないでしょうが、それでは放射能ゴミが増えるだけです。

できれば、10年保つように作って、燃料棒交換用のクレーンを取り付けられるようにしておくと良いのではないでしょうか。



デキル上司の条件によく決断力!ということが言われますが、もう一つ、私が考えるに、ヒト、モノを効率良く使い切る能力があります。


ヒトやモノを配置して使う立場になったことがある人はわかると思いますが、いかにヒトと止めないか、モノ(機械など)を止めないか、物流を止めないか、これを考えます。私の経験上、これはセンスの問題で、ヒト、モノを止めると無駄になるということが理解できていない人も多いと思います。

それが今の政府です。


地震からしばらく経って、民主党議員が国会に行ってもなにもすることが無い、という記事がありました。
人が足りないと悲鳴を上げてもおかしくないこの国難にあたって、ヒマな人間がいるとは何事か!

自ら無能をさらけ出している状態です。


仙台市宮城野区内の大型施設に物資が山積みだが被災地には十分行き渡っていないそうです。
youtubeで紹介されていますが、いわき市の平競輪場も物資の山です。

3月30日(水)東日本大震災 いわき 物資 競輪場



考えてみてください。集めるだけ集めてそこで止まる、という状態はおかしくないですか?


まず被災地を調査して、配送計画、配送ルートを決めて定期的に配送する。

これが普通でしょう。

誰でも考えられることです。

被災地の方々も、いつ来るかもわからないモノを待つより、いつになったら来てくれる、と分かって待つ方が何倍も気が楽でしょう。


とにかく、ヒトもモノも止まっている状態を作り出してしまうことが、今の政府の無能さを物語っています。一事が万事です。


ヒトもモノも止めまくって有効活用できず、なおかつそれを問題とも思っていない人たちが、この国のトップにいます。

これだけ酷いと、もしかしたらわざとか?と勘ぐってしまいます。


政府が放射性物質拡散防止のために樹脂散布という記事を見てなるほどーと思いました。

そのほかにも特殊な布をかぶせる案などもあるとのこと。

きっとこれは一時的な処置になるんでしょうね。


以前このブログで原発ドームのことをちょっと書きました。

ツイッターでドームに水素がたまって爆発したらどうするみたいなことがUSTREAMを見てるとあったのですが、それは天井から逃がすなりすれば良いだけです。


ドームにしたところで、中で作業する作業員のためには換気はしなければならないわけで、完全な拡散防止は無理だと思います。なので換気する方向、タイミングを風向きを見計らってする必要があります。これはどうしようもないことですが、自然の風にまかせて放射性物質がばらまかれるよりは全然マシというものです。


もちろん、何重ものフィルターを通してですが、陸側から空気を取り込み、海側に出すという感じでしょうか。

フィルターはかなりの放射性物質を蓄積しているはずなので、自動で交換できる仕組みを作って、ドーム内の地中に埋める方法で処理するしかありません。


とにかく、原発周辺を大規模な原発処理(解体)プラント、というか工場を造る感じになるでしょう。はじめから工場規模のものを造るという発想でないと、後々の事態に対処できなくなります。

燃料棒を取り出して移動する、もしくは石棺を造るなど、どう転んでも良いようにしておく必要があります。


大きな道路も、港も、ヘリポートなども必要でしょう。

ドームから5,60キロ(福島市あたり)に放射線障害専門に扱う病院も。

モニタリングポストを増やし、放射線の少ないルートを通って原発ドームに行けるようにすることも必要です。

鉛ブロックを造ってそれで待機所を造るとか、いろいろと発想はふくらみますが、最終的には原発処理の工場と言うより、町のようになってしまうかもしれません。



日本人として、国の失態続きは本当に悲しいです。世界からのいろんな知恵は本当にありがたいです。

後世、チェルノブイリ、スリーマイルと比べて、フクシマは後処理がまだマシだったね、と言われるように、ここは踏ん張りどころです。

今の状況では、もう日本では新たな原発は作れないと思いますが、その先はどうなるか考えてみました。


原発止める

原発技術者の国外流出(中国か韓国?)

電力低下=国力低下


電力低下で国力低下?と思われるでしょうが、実際、技術開発には電力が不可欠です。発達すればするほど、電力は食います。パソコンレベルでもCPUやWindow(OS)の進化に伴い、消費電力は上がっています。これらのプラットフォームで使用できる開発ツールは非常に便利であり、それ無しではもう開発できません。

例えば、最近流行のスマートフォンも、開発には大電力のコンピュータが必要となります。

これが省エネなどでパフォーマンスの低いコンピュータで開発作業をしようとするとどうなるか。

長い時間がかかるようになります。コンピュータ処理のための人の待ち時間が増えるのです。

技術開発を例に取りましたが、電力はすべての産業の基幹になるものなのです。


それが自由に使えないということは、技術立国と言われている国の国力低下に繋がります。


原発を推進し、これから輸出して行こうという国が隣にあります。

日本のモノになるはずだった世界のパイを代りに食ってしまうでしょう。

確実に日本との差を縮め、将来は追い抜くかもしれません。

そうなった時に、我々の子供達の世代はどうなっているのでしょうか。

もしかしたら、中国や韓国に行って働くことがトレンドになるかもしれません。


中国、韓国でモノ作りをしたことがある人ならわかると思いますが、彼らのモノ作りは日本人とはまったく違います。良い意味でも悪い意味でも、日本人は神経質すぎるほどきちっとしますが、中国、韓国はそうじゃありません。有り体に言えば適当です。


原発を止めたが故に、次の世代が他国の、しかもより危険な原発の脅威にさらされることになるのでは?と考えています。