せんしゅ犬のマニアック選手権 -11ページ目

せんしゅ犬のマニアック選手権

各種趣味のジャンルあるもさほどマニアックにもあらず・・・

その1に続きレビューを・・・


<懸案点・注意点>
上記のように、さも人生をモチーフにしたゲームだけに、とにかく「時間がかかります!」
最初に訳もわからず世界にほっぽりだされ、慣れるまでに10時間以上はかかるかと。
逆に言うと、それまでに「つまらない」と判断され投げ出されることも多いと予想されます。
(かくいう私も面白さがわかるまでしばらくかかりました。現在150時間・・・)
社会人泣かせのゲームですね。


せんしゅ犬のマニアック選手権-moon

道に迷ったら日が暮れました



また難易度調整や、バランス崩壊装備など、自分である程度制約を設けてプレイしなければ、
急速に面白みが無くなるでしょう。
昔、ファミコン時代に裏技で無敵にしたら、すぐにつまらなくなったと感じた経験、ありませんか?
制約があるからこそ、頭を使ったり乗り越えた達成感があったりするのですよね。

このゲームは広大なゲームの「素材」を提供しているのであって、遊ばさせられるものではない為、
面白さの感じ方はプレイヤーに依存されます。
最近のゲーム(自動的にプレイヤーを楽しませてくれるジェットコースターゲーム)に慣れていると、
ちょっと最初戸惑うかもしれません。
でも思い出して見てください。
初期ファミコン時代に、与えられた遊び方以外で色々試して楽しんだ事を・・・(年齢・人にもよりますが・・・)

このゲームに小学生時代出会っていれば、なんと無限の遊び方があったでしょうか!
(その代わりストーリーは皆目わからなかったでしょうが。まあストーリーはそんなに重要ではないですが)

でもついつい社会人は楽を覚えて難易度少し下げちゃうんですけどね・・・反省。


せんしゅ犬のマニアック選手権-watch
チーター(?)に襲われたら衛兵さんが助けてくれました


あとは散々議論されますがバグの存在。
百人十色のゲームパターンを網羅するのは難しい為、ある程度はしょうがないですが、
ゲーム進行に影響あるものもありますので、事前にweb確認など注意必要です。

あとは細かいところで・・・
なんでゲーム中は×が決定でセーブは◯が決定なんじゃー!何度間違えてセーブしたか・・・
あとロードが若干長め・・・
戦闘がなんかただの低次元アーバンチャンピオン・・・(要はただの殴り合い・・・)
一部表現及び話しがグロい・・・


せんしゅ犬のマニアック選手権-arban
参考までにこれがアーバンチャンピオン。ただ殴るだけです。


せんしゅ犬のマニアック選手権-tozoku
野党から逃げてきたら街のオバハンが包丁もってタコ殴りしてくれました


<描写>
恐らくグラフィックスとしては現行機種としては今となれば標準以下なものかもしれません。
ですが、表現方法がうまいです。
広大な土地の中、時間による変化、天気による変化を綺麗に表現しています。
ここでも偶然がうまく取り込まれています。
豪雨の中初めて行く地方への街道を静々歩く
夕日で水辺がきらめいている海辺
小高い丘から快晴のインペリアルシティが一望
鬱蒼とした洞窟を出て見上げれば満天の星空

その時その場所でしか見れない偶然の景色が常にあります。


せんしゅ犬のマニアック選手権-toku2 せんしゅ犬のマニアック選手権-yugre5

遠くからみるインペリアルシティ(首都)

せんしゅ犬のマニアック選手権-rain せんしゅ犬のマニアック選手権-yuuake4
山道で大雨にあったり                   もうすぐ夜

せんしゅ犬のマニアック選手権-yuyake2 せんしゅ犬のマニアック選手権-city
夕暮れがキレイだったり                 とある街の様子

せんしゅ犬のマニアック選手権-snow
雪山も登ったりします


またこれも良く議題になりますが、
NPCの顔がいわゆる美男美女でありません。
まあ実際の世の中もそうそう美男美女いませんから・・・
ですので、ほんのちょっとの美人がすごく際立ちます。
でもほんのちょっとの美人も100人に一人くらいですが・・・
これも実世界と似てますね。




せんしゅ犬のマニアック選手権-osero せんしゅ犬のマニアック選手権-panpe1
比較的美人に属するオセロの黒風宿の女将     ですが大体世の中はこんな方々。。。


さて、こんな感じでOblivionの特徴をお伝えしてきましたが、
ぜひ遊ばれる際は何も考えず思うがままに一度プレイしてみて下さい。
ゲームに遊ばれるのではなく、自分が遊ぶ・・・
これが本来のゲームの在り方だと思い出させてくれます。
久々にゲームしていていドキドキハラハラしました。


【個人評価: いろいろ目をつぶって9!】


PS

Oblivionの次回作、Skyrimが発表になったようで、

こちらも楽しみです!


せんしゅ犬のマニアック選手権-skyrim
こうご期待


せんしゅ犬のマニアック選手権-title
テーマソングはまんまパイレーツオブカ○ビアン

PS3購入時に同時購入した海外RPG。
海外では賞を総なめにしたそうで、さてどんなゲームでしょう?


このゲームは、良くも悪くも日系の王道ドラクエ・ファイナルファンタジーと真逆にいるRPGですね。
日本のRPGが至れり尽くせり、

乗っかっていれば至高のエンターテイメントを特等席で満喫させてくれるものだとすれば、
本作品を代表に海外作品は、楽しみ方がプレイヤーに依存されています。
楽しませてくれるのか、楽しむかの違いがあります。
(遊ばれるか、遊ぶかの違いとも?)


どちらが良いという議論では無いですが、国民性が出ていて面白いです。

日本はやはり「おもてなしの文化」ですので、お客様にいかに楽しんでもらおう、という事を第一に考えます。
ゲーム購入して頂いたお客様にいかに楽しんでもらおうという接待を最大限盛り込む訳ですね。
FFなど、これでもかと次から次へイベント・ドラマをプレイヤーに降り注ぎ、飽きさせないような仕組みがてんこもりです。


せんしゅ犬のマニアック選手権-ff
イベントてんこ盛りの日本製RPG


反してアメリカ含めた海外は、自分がどう楽しむかを主眼におきます。

自主性を重んじる文化なのですね。

変な例えですが、「授業を受ける」という単語をどう表現するかがそれを如実に表しています。
日本語はまさに受身な「受ける」という言葉を使います。先生が教えてくれる(生徒は受ける)というスタンスですね。
英語だと授業は「取る(take)」になります。自主的に生徒が学ぼうとする態度が見えますね。

今回のオブリビオンでもこの特徴が「自由度」という点に良く出ていると思います。
自主性が重要になってきているのです。


せんしゅ犬のマニアック選手権-e
オブリビオン1シーン。NPCが絵描いてます


<自由度について>
このゲームが語られる際に人々が口をそろえて「このゲームは自由だ!」と言います。
一般的にRPGの自由度と言うと、
「キャラメイキングにバリエーションがある」
「ストーリーにある程度の分岐がある」
などなどですが、ではここで言う自由度とはなんでしょうか?


オブリビオン世界はどの選択肢をとっても、その先で生活(もしくはドラマ)が発生するように入念に準備されています。
通常、特に日本伝統のRPGでは、得する回答はほぼ一通りで、
プレイヤーはいかにそれら「得なもの(宝物だったり、イベントだったり)」を見逃さないように意識しながらプレイしなければなりません。
場合によっては後で攻略本をみて「あの洞窟にはxxxの鎧があったのか!ロードしてやりなおさなくては・・・」などなど。

時折ゲームに遊ばさせてもらっている窮屈感を感じてしまった事はありませんか?
要は冒険しているように見えて、裏では全てが出来レースになっているのです。


せんしゅ犬のマニアック選手権-dokutu
おどろおどろした洞窟。でも苦労の割に得るものがショボかったりします(逆もあります)


ですがオブリビオンの世界は「偶然性」による展開を演出しています。
実際の人生で、多くの人は現在就いている仕事を「元々やりたかった仕事」だと思える人は少ないでしょう。
殆どの場合は数多くの偶然による進路選択の結果として現在の自分がいるのだと思います。
例えば、
たまたま数学のテストでまぐれでいい点を取って「自分は理系に向いている」と勘違いし、理系に進んだ、
友達が入っていた野球部に誘われなんとなく入ったら、以降野球人生になった(?)
知り合いに無理矢理ひっぱられて興味は無いけど今の会社に入った、等など・・・

よほど意思の強い人で無いと、子供の時から「俺は社長になる(どこかの飲食グループの社長?)」と決意し、
その為の努力を惜しまない、といった人は多くはないですね。


せんしゅ犬のマニアック選手権-panpe2
一般市民のモヒカンさん


オブリビオンでも同じ事がいえます。
ゲーム開始初期に、自分の分身の人種と、なんとなくの「素質」を選びます。
これが要は人として変えられない「元々の自分」ですね。
この「自分」をもとにオブリビオンの世界にほりだされますと、幾多の「偶然」の出会いが発生します。

偶然手に入れた魔法の使い勝手が良く、使っているうちに魔法力が上がりその力をもってマジックギルドで出世物語をするも、
間違ってガードの持ち物をスってしまい見つかり逮捕され、腹いせに盗賊の道に歩むも、
モンスターを殺そうとしたら目測を誤って見方を殴り殺してしまい、
殺人クラブからの勧誘がきて道を踏み外すも、
バンパイアに血を吸われ、昼が歩けなくなり夜な夜な民家に進入し吸血するも、


もちろんゲームスタート時から強い意志を持ち強い世界を救う事のみ考え日々精進するもよしですが、
細かいところでも数多の偶然による針路変更がちりばめられています。
そして、このゲームのすごいところは、どの道を歩んでもその先に十分にプレイヤーを楽しませる準備(クエスト)がある事です。


せんしゅ犬のマニアック選手権-menu
私、最初はまっとうな戦士にでもなろうと思ったのですが・・・


これによりプレイヤーは気兼ねすることなく偶然の出会いに身をゆだねることができるのです。

ですがこれだけですと人によっては
「一本道のストーリを幾つも用意して束ねているだけで根本的には一緒じゃないか」
という人もいるでしょう。


確かに一つ一つのクエストは結局出来レースに近く、ストーリは決まっています。

ここでもう一つの要素がこのオブリビオンの世界に強烈なスパイスを効かせています。

この世界で生活をしている人々(NPC)の行動は人口知能を元に動いています。
(人口知能と言うと大げさですが、ある程度のルールを元に行動している、といった程度ですが)

そして場合によって偶然の事故等によりNPCが死んでしまったりする事があるのです!
狩をしていた人の矢が偶然に通行人に当たり殺し合いをしていたり、
熊に追いかけられ殺された人がいたり、
盗賊に追いはぎにあい殺されて道に転がっている人がいたり、
空き家だと思って入った家に人がいて攻撃にあって返り討ちにしてしまったり、

で、問題はこの死んだ方々がとあるクエスト上で重要人物だったりするのです。
つまり出来レースだと思ったものが、思わぬ事で引っくり返る事があるのです!


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道端でお亡くなりになっている多分盗賊さん


せんしゅ犬のマニアック選手権-ranto
何かの拍子に市民と警察が大乱闘??逃げる市民と無謀にも警察に喧嘩ふっかける人達・・・


これによりプレイヤーは通常RPGの物語が保証されている感覚から、何が起きるかわからない(実際の人生に近い)感覚でプレイする事になります。
この要素がオブリビオンの世界を彩る事に重要な役割を果たしています。

私は、「自由な進路を選べる」というポイントより、実はこの「何が起こるかわからない」という感覚が
一番「自由」という感覚を強調しているのではないかと思うのです。



せんしゅ犬のマニアック選手権-oblivion gate
噂のオブリビオンゲート 危ない・・・


ちなみに私のプレイではこんな感じでした。
足が速い以外際立った特徴が無い為にまずは生活資金稼ぎに安定企業(戦士ギルドと魔法ギルド)に入ったが、
頭が悪い事がわかり魔法はあきらめ戦士ギルド一本でサラリーマンする。
だが、とあるミッションで目測誤りで味方を撲殺してしまい、噂を聞きつけた闇の軍団から殺し屋へのスカウトが来たが、
一旦断るも別ミッションで止むを得ないとは言え罪の無い人を殺害してしまい、
悩み苦しみダースベイダー化して闇の軍団に入り暗殺を生業にするようになる。
が良心もほんの少しのこっており、時折こっそり世のためオブリビオンゲートを閉めに向かう・・・
こんな人生を歩んでおります。

【レビューその2へ】


せんしゅ犬のマニアック選手権-dorobo
日中後ろからコッソリ襲おうとしたところ・・・


せんしゅ犬のマニアック選手権-sipai
あれま、みつかっちゃいました。

「なにすとんだおめー」

数日経ってしまいましたが、今年のF1イタリアGPなかなか面白かったですね。

特に(少し物議を醸しましたが)シューマッハとハミルトンの延々続いたバトルは盛り上がりましたね。

どうもメルセデスは最高速重視のセッティングにしていたようで

(見た目にも薄ーいウイングでした)

ハミルトンがコーナーで迫り、一度は追い越しましたが直ぐに抜き返す事ができたりと激しいバトルでした。

シューマッハがようやく往年の輝きを「ちょっと」取り戻したという点と、

新世代代表のハミルトンとまさにギリギリのバトルをした、という点でも盛り上がりに一役買いました。

ここ数戦シューマッハはなかなかいぶし銀のいい走りをしてますね。

復帰から1年半はかかりすぎだったかもしれませんが。。。

後半に期待大です。一度くらい表彰台に上がりたいですね。

現役時代はむしろヒールとして見てましたが、今は応援してます。

しかし同僚のロズベルグは横からヴァージンミサイル飛んできてゼロ週リタイアは不運でした・・・

最近ついてないですねー

ハミルトンは最近焦りすぎか、接触したりレースメイキングがバタバタしたり、

同僚バトンにとうとうランキングでも差を付けられてしまいました。

天性的な速さはバトンよりあると思うのですが、今はマイナス面が出てしまってますね。

マクラーレンしか知らない温室育ちの弱みが出ているような気がします。

その同僚バトンが落ち着いた走りで2位入賞しました。

昔から派手さは無いですが、いつもハミルトンがバタバタするのを対象にレース運びが上手いですね。

今回もハミルトンがシューマッハとモタモタしている間にスパっと2人とも抜いていきました。お見事。

F1デビューから10年、最近充実してます。

どうもブラウンGP時代のチャンピオンがラッキーチャンピオンみたいな印象が拭いきれないので、

なんとかもう一度チャンピオン目指してほしいです!

で、一番目立たなかったベッテルですが、実は一番評価されて良いと思います。

あえてこの高速モンツァでまさかのコーナー重視、どうも最高速では完走した車の中でビリだった模様。

まさに戦略と、それを信じやり通した彼の勝利です。

チャンピオンの風格出てきましたね。

対してウェバーは・・・逆風ですががんばって・・・

次戦は常夏シンガポール。

アロンソが得意としてますので、ぜひここ数戦元気ないフェラーリ期待!?