その1に続きレビューを・・・
<懸案点・注意点>
上記のように、さも人生をモチーフにしたゲームだけに、とにかく「時間がかかります!」
最初に訳もわからず世界にほっぽりだされ、慣れるまでに10時間以上はかかるかと。
逆に言うと、それまでに「つまらない」と判断され投げ出されることも多いと予想されます。
(かくいう私も面白さがわかるまでしばらくかかりました。現在150時間・・・)
社会人泣かせのゲームですね。
道に迷ったら日が暮れました
また難易度調整や、バランス崩壊装備など、自分である程度制約を設けてプレイしなければ、
急速に面白みが無くなるでしょう。
昔、ファミコン時代に裏技で無敵にしたら、すぐにつまらなくなったと感じた経験、ありませんか?
制約があるからこそ、頭を使ったり乗り越えた達成感があったりするのですよね。
このゲームは広大なゲームの「素材」を提供しているのであって、遊ばさせられるものではない為、
面白さの感じ方はプレイヤーに依存されます。
最近のゲーム(自動的にプレイヤーを楽しませてくれるジェットコースターゲーム)に慣れていると、
ちょっと最初戸惑うかもしれません。
でも思い出して見てください。
初期ファミコン時代に、与えられた遊び方以外で色々試して楽しんだ事を・・・(年齢・人にもよりますが・・・)
このゲームに小学生時代出会っていれば、なんと無限の遊び方があったでしょうか!
(その代わりストーリーは皆目わからなかったでしょうが。まあストーリーはそんなに重要ではないですが)
でもついつい社会人は楽を覚えて難易度少し下げちゃうんですけどね・・・反省。
あとは散々議論されますがバグの存在。
百人十色のゲームパターンを網羅するのは難しい為、ある程度はしょうがないですが、
ゲーム進行に影響あるものもありますので、事前にweb確認など注意必要です。
あとは細かいところで・・・
なんでゲーム中は×が決定でセーブは◯が決定なんじゃー!何度間違えてセーブしたか・・・
あとロードが若干長め・・・
戦闘がなんかただの低次元アーバンチャンピオン・・・(要はただの殴り合い・・・)
一部表現及び話しがグロい・・・
野党から逃げてきたら街のオバハンが包丁もってタコ殴りしてくれました
<描写>
恐らくグラフィックスとしては現行機種としては今となれば標準以下なものかもしれません。
ですが、表現方法がうまいです。
広大な土地の中、時間による変化、天気による変化を綺麗に表現しています。
ここでも偶然がうまく取り込まれています。
豪雨の中初めて行く地方への街道を静々歩く
夕日で水辺がきらめいている海辺
小高い丘から快晴のインペリアルシティが一望
鬱蒼とした洞窟を出て見上げれば満天の星空
その時その場所でしか見れない偶然の景色が常にあります。
遠くからみるインペリアルシティ(首都)
山道で大雨にあったり もうすぐ夜
夕暮れがキレイだったり とある街の様子
雪山も登ったりします
またこれも良く議題になりますが、
NPCの顔がいわゆる美男美女でありません。
まあ実際の世の中もそうそう美男美女いませんから・・・
ですので、ほんのちょっとの美人がすごく際立ちます。
でもほんのちょっとの美人も100人に一人くらいですが・・・
これも実世界と似てますね。
比較的美人に属するオセロの黒風宿の女将 ですが大体世の中はこんな方々。。。
さて、こんな感じでOblivionの特徴をお伝えしてきましたが、
ぜひ遊ばれる際は何も考えず思うがままに一度プレイしてみて下さい。
ゲームに遊ばれるのではなく、自分が遊ぶ・・・
これが本来のゲームの在り方だと思い出させてくれます。
久々にゲームしていていドキドキハラハラしました。
【個人評価: いろいろ目をつぶって9!】
PS
Oblivionの次回作、Skyrimが発表になったようで、
こちらも楽しみです!