県トップリーグ 次男 U12 | 少年サッカー 元パパコーチ 次男小学6年生

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少年サッカー

長男のパパコーチ(お手伝いコーチ)をしておりました。

今は、長男は高校生になりサッカー以外の部活を、次男はクラブチーム。

そんな子を持つ父親として、今の少年サッカーや次男チーム、次男に対して思ったことをつづっていきます。

次男がU12になり、いろんな公式戦がある中、先立って県のトップリーグが始まりました。

次男チームは県のトップリーグ1部で、単純に県で一番うまいチームが集まるリーグ戦に参加しています。


我々の県では、

この県トップリーグ1部を頂点に、2部、そして各地区の1部、2部、3部のような感じに振り分けられます。


ジュニアユースやユースではJリーグと同様、昨年の成績から昇格や降格などもありながら振り分けられるのですが、ジュニア世代では年代間での差が激しく、特に少年団では今の中1が強くて県の1部に入ったものの今年の世代はあんまり強くなく、2桁失点で負け続けるという事も頻繁に起こったため、ベースは一緒ですが地区によって数年前からU11の成績を元に振り分けが行われるようになりました。


U11の公式戦で地区で優勝したから次男チームはU12県トップリーグの1部、準優勝のチームが県トップリーグの2部、3位4位は地区の1部みたいな感じです。


ここでの成績や結果を元に、例えば県トップリーグ1部で8位以内なら全日県予選のシード権を獲得できます。また、地区リーグで上位であれば、全日で市内予選免除、地区大会もトーナメントから、など、とにかく全日で優位な状況からスタートできるという特典があります。


ちなみにこのレギュレーションやどういうチームが県1部2部か、最終順位がどこにどう反映されるかなどは各都道府県で違います。




色々な条件が揃って次男チームは県1部で戦うことになったのですが、子どもたちにとっていい経験になるというのが第一ですが、私としてはそれ以上に県でトップクラスの試合を生でたくさん観戦できる、というのが何よりで、それだけで次男たちに感謝です。


トーナメントだと結果ベスト16でした、ベスト8でした、などでも反対の山だったら、ベスト4までいけたでしょ、みたいなことが起こります。それがトーナメントの面白さでもありますが、じゃあ実際どうなんだというのは、そこまで明確にわかりません。


それがこのトップリーグでは、より近い実力値のチームと総当たりできるので、実際のところどうなのよ、というのがそこそこ反映されるという意味でおもしろいですし、実は順位や点差ほど実力に差がない場合も多くあり数字だけではわからないことをたくさん見て知ることができます。



U12で県トップリーグとなると、それぞれのチームが他チームを上回る何か、があるチームばかりです。そして、その特徴に対して、あるチームは真っ向勝負、あるチームは対策を施して対抗するなど、各チームの色が見えます。


例えば、次男チームはトップリーグ初戦J下部でした。全員がうまくボールをキープして相手の空いているスペースをうまく使うことができるチームですが、そこに対して次男チームは大きな対策せず見事に振り回されて失点し敗戦しました。

一方、あるチームはそのパスの出所となる選手に猛烈プレスをかけて思い通りにパス回しをさせずに前評判を覆して勝利していました。そこを徹底させていたのか、試合中にコーチからも大きな檄が飛んでいました。


このJ下部に勝ったチームが強いのかと言われれば、もちろん勝ったから強いのですが、10回戦って2,3回勝てるか勝てないかという試合をモノにしたという試合で、これは数字や結果からではわかりません。


また、フリーにさせるとなんでもできる子がいる、とか、トップの大きい子が得点源、というチームで、それがためにトップリーグに所属できているんだろうというチームも、あるチームには通用したけどあるチームには全く通用しないみたいなことが起こります。


これも結果を見るだけではわからない部分で、次男チームは見事にやられたけどあのチームはどうやって対抗するのだろう、というのが目の前で見れるので本当に楽しいです。


実力の近いチーム同士が気の抜けない本気の試合を同じ会場でやっているので、おそらくそれぞれのチームのコーチもそれぞれのチームの分析をしているんだろうと思います。


実際に、ノートを持った人が真剣に試合を見ているので私はスカウトか何かの人かなーと思って見ていると、背中にトップリーグ所属チームのロゴが入ったウェアを着ていました。


そういう試合前からの攻防が必要なレベルであり、しかもそういう対策を立てたりすると今までの対戦成績を覆す結果にもなりがちです。


たぶん実力が近いチーム同士なので、その対策が勝利への最後の1ピースみたいになるんだと思います。


そんな私にとっておもしろいトップリーグですが、次男たち選手は必死です。

一歩間違えれば、限りなく下位になり、実力上回る相手に勝利を得られればトップは無理にせよ誇れる順位までいける可能性もあります。


次男には、県で越えなくちゃいけない選手やチームと直接対決できるので、ここで勝ったら次男の方が上だということを事前に伝えていましたが闘志をメラメラ燃やして試合をしていました。


ただ、次男チーム以外もたくさんの試合を見た感じ、このレベルになると闘志をメラメラ燃やしていない選手の方が少ないです。


これから半年以上かけて続くリーグ戦なので、楽しみながら次男や次男チームの様子を書いていきたいと思います。


リーグ戦の間に、県までの公式戦や全国規模のカップ戦にも参戦予定で私自身は楽しみの連続ですが、次男含めたチームメイトたちには本当に体調や怪我に気をつけて乗り切って欲しいと思っています。