次男が今所属するクラブチームに入った決め手は、妻の直感ですが、
私自身は、当時からこのチームのことをなんとなくは知っていましたし、なんとなく結構いいチームじゃないかという安心感がありました。
その当時なんとなく思っていた安心感と、実際のところはどうかを何点か書きます。
1>ジュニアユースまであるチームなので、中学生までこのチームでサッカーを続けられるという安心感。
これは長男の時に、部活かクラブチームか、どのレベルでサッカーをさせるべきかと私自身がかなり悩んだことなので、この時期にこの悩みから解放されているというのは本当に助かります。
次男自身も慣れ親しんだコーチや仲間と共に中学でもサッカーができるというのが一番いいと思っているようです。
デメリットは、この逆でスカウトなどで声をかけてもらえるレベルであっても、その対象から外れる、という点。もちろん、本人が望んでいてセレクションを受けに行く、や多くのジュニアの子が他のジュニアユースのチームに流れるようなチームであれば、これに当てはまりませんが、次男チームから他のジュニアユースのクラブチームに行くことはすごく稀です。
勝手な想像ですが、
おたくのチームの〇番の子、とてもいいですね。
そうなんですよ、彼はこれから、まだまだ伸びますよ。うちのジュニアユースでバリバリ活躍してもらうから、横取りはだめですよ。
みたいなやり取りがあるんじゃないかと思っています。
また、慣れ親しんだコーチや仲間からの評価は良くも悪くもジュニア世代を引きづるので、それがデメリットにもなり得るかなとは思います。心機一転、とはならないデメリット。
ちなみに、他のチームだと、しっかりセレクションしてジュニアからの昇格が少ないところもあるみたいです。次男チームはジュニアのメンバーにプラス外部からも、というスタンスっぽいです。
2>過去の世代のU12の公式戦で地区の上位まではいつも勝ち上がっていたので、ある程度育成がしっかりしているんじゃないかという安心感。
長男たち世代の前後を含めて、次男チームがジュニア世代でめちゃくちゃ強いという印象を受けたことがありませんでした。
それは、U10やそれより下の年代では地区でも予選敗退とかが多く、他に強いチームが地区内に必ずあったからです。
なので、チーム自体はそんな話題になるようなこともないのですが、U11、U12と年代が上がっていくと、ほぼほぼどの年代でも地区ベスト4くらいまでの成績を残していました。
良い指導や練習があるので、みんな伸びて結果も上昇したと考えられますが、、。
実際のところどうかというと、
良い指導や練習が3割くらいで後は別の理由かなと思っています。
1つは、我々の地区は少年団が多いです。少年団の子でもスクールなどに行っていますが、同じ指導者の元、チームとして練習を多くできるクラブチームなので、比較すると他のチームよりチーム力が上がる、という点。
もう1点は、ジュニアユースも見据えて、高学年でもどんどん選手が入ってくるという点。
次男は小学3年生から今のチームに所属しましたが、当時は8人おらず試合できるのかと思っていましたが、今は3チーム作れるくらい選手がいます。その中で切磋琢磨しているので、勝手に上手くなっていくのかな、というふうに思います。
この2つの理由がU12くらいで地区で上位に上がってくる7割くらいの理由かな、と思っています。
印象3>伝統あるチームなので、子供がサッカーをする以外の面での問題や悩みが少ないという安心感。
次男チームは私と同い歳くらいの歴史のあるチームです。これだけ多くのチームが乱立しているのにずっと続いている、ということはそれだけの信頼があるチームなのだろうと思っていました。
で、実際のところどうかというと、
やっぱり信頼や安心感というのはあります。
保護者視点で言うと、会計面での心配がないというのが一番です。地域とも連携を取れていてコーチたちはみんな他に仕事もしています。
一般的に、サッカークラブチームの収入はほぼ選手からの月謝で賄っているので、所属人数からある程度計算できます。そして人件費や会場費や運営費などもざっくり計算できます。となると、コーチのお給料もある程度計算できます。
この小学生でもできる計算で考えると、スポンサーなどうまくついてもらわないと、コーチという職業で生活していくのはとてもしんどいですし、だからこそ私は尊敬する方々なのですが、結局クラブ運営の方にばかり気を取られて、生き残るために、、と優先順位の間違った判断を起こす可能性も考えられます。
あくまでもこれは私の想像だけの話ですがそんな心配をしなくてもいい、というのは、我々保護者からすると安心です。サッカーとは関係ないことですが、習い事をさせている親の立場からすると大きな安心感があります。
で、子供たちにとっても伝統あるといいことがあります。
それは各地に過去次男のクラブチームに所属していて社会人になった指導者や関係者がいるということです。そのため、練習試合の対戦相手をある程度狙いを持って選定できるみたいです。
例えば、次男たちの学年は県で優勝を目指しているので、対戦相手としては県の上位のチーム、他都道府県の上位のチームと練習試合をすることが一番いいのですが、毎週毎週よくマッチメイクできるなーというくらい、いいレベルの相手と練習試合をしています。
一方、他学年はもう少しレベルが下がるので、地区の上位レベルやそれこそ近隣の少年団との練習試合も多くしています。
もちろんコーチ自身の人脈と言えばそれまでなのですが、そういった伝統あるチームだから成せる技なのかなーと思っています。
デメリットは、伝統あるからこそかもしれませんが、細部まで行き渡っている、とは言い難いです。例えば、この公式戦はこんなメンバーでいく、なんて説明は全くないので、行ったはいいが、試合に出られないということは普通にあります。
練習試合やカップ戦も行ってから、じゃあ2チーム分けとか、レギュレーションが全く分からないということは多々あります。
そういう面では良くも悪くも、今時のチームではないです。
が、そこも含めても、この大雑把な感じが我々にはちょうどよくあまりデメリットではないです。
ちなみに次男が低学年の時に所属していた少年団の子が、クラブチームに行きたいって、思っていて、次男のチームはどうと妻が聞かれているようですが、私も妻も絶対に来た方がいいよ、とは言いません。人によってこれらの安心感も、安心とならないこともあるので。
が、子どもがとてもサッカー好きで、親が試合に出れないやら、連絡が遅いやら、コーチの指示がどうだやら、育成がどうだ、とかそんなこと気にせず、己の力で掴み取れ!と思っているなら、ちょうどいいチームなのかなと、思うそんなチームです。