連れまわしの刑 長男 | 少年サッカー 元パパコーチ 長男高校1年生 次男小学6年生

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少年サッカー

長男のパパコーチ(お手伝いコーチ)をしておりました。

今は、ただの父親として、たまに思ったことをつづっていきます。

受験も無事終わり志望していた高校に合格した長男。

サッカーでない、お勉強の方の推薦で合格したので、日ごろの行いや成績も良かったんだと思います。よく頑張りました。

 

合格も何よりですが、私にとってはそれよりもやっと心置きなく次男の試合に長男を連れまわすことができるという喜びの方が大きいです。

 

私はサッカーが好きなので、試合中にあれこれ思ったり考えたりしながら観ていますが、他の保護者の前ではとても言えないようなこともたくさん思ったりしています。

 

例えば、

今次男は中盤の真ん中をやってるけど、チームとしてもう一皮むけるためには、次男をトップで起用するか、2バックにして中盤真ん中を2枚にしたうちの1枚、にした方がいいかな。次男がより活きるとかじゃなくて、次男は3-3-1の真ん中じゃないでしょ。愛情のあるパスを出せないから。

 

というようなこと思っているけど、どう思う?

と長男に聞くと、

わかるわー。あいつパスセンスないから

と言ってくれるのです。

 

これ、妻に話しても?で終わります。

 

で、そうなると、誰が中盤真ん中がいいかって言ったら、お父さんとしては、12番の子か7番の子。

どっちもいい選手だけど、次男と比べると少しディフェンスの意識が足りないというか危機管理がもう少しできたらって感じだから、結局消去法で今は次男が真ん中がいいとなってるのかなって思ってる。

 

ちょっと時間かかるかもしれないけど、次男みたいに愛情ないパスしかできないやつに真ん中させとくより、あの二人を鍛えた方がいいのでは、

 

というようなこと思っているけど、長男、どう思う?

と聞くと、

あの12番の子、持ち方がいいし周り見えてるし次男よりいいと思う。というか、次男パスセンスなさすぎ。

 

みたいな話ができます。

 

他の保護者に聞かれたら、どの立場でどの目線で話をしているんだ、と思われるようなことでも、長男にならいくらでも話せるのでより楽しく試合を見れるという意味で、私としては待ちに待った長男です。

 

長男と試合見ていて、サッカー観が近いなーと思っていましたが、考えてみれば小学生の間、私が好きなチームのプレーや試合を一緒に見て、私自身がコーチとして関わったチームでサッカーをしていたので当たり前と言えば当たり前。

 

私は中村俊輔さんや遠藤保仁さんのプレーに深く感銘を受けていたので、特に1本のパスの美学みたいなところに惹かれます。そんな父を持つ長男なので、シュートを決めるよりも何よりも自分の思ったところに思ったように出せた1本のスルーパスに喜びを覚えていた特殊な選手だったので、余計に私と同様、次男のパスの質に目がいってしまうのだろうと思います。

 

そんな試合観戦のお供に加えて、もう1つの大きな喜びは、

公式戦にしろ練習試合にしろ、間の時間が中途半端に空くときがあって、その間暇です。

その時間も長男がいれば、一緒にボールを蹴ることができます。

 

ロングキックの練習なんていくらやっても疲れなかったのに、さすがにこの歳になると疲れてくる、という話を長男にしたら、そんなもの疲れるわけがないというので、ならやってみようということで、久しぶりにボールを蹴り合いましたが、

見事に2人とも20分くらいで疲れて、満場一致で、もうやめよう、となりました。

 

次男にパスの精度がどうのこうのと偉そうに言っていますが、私は衰え長男は久しくサッカーをしていなかったので精度が悪く、お互いにズレまくるパスを拾いに行くので疲れました。

 

 

私が少年団のコーチをしていたころ、メインのコーチが

「子供がサッカーをして、自分がコーチをして一番良かったと思うことは、それが息子とのコミニケーションツールになること」

とおっしゃっていました。

 

その時はピンときませんでしたが、その言葉をまさしく今思い出して実感しています。

 

高校に入れば、また忙しい毎日になると思うので、それまでに思いっきり連れまわして楽しもうと思っています。