売れてる店には理由がある!

売り場づくりの企業、株式会社センスアンドセオリーです。


小売店の皆さんは当然毎日「業務日報」を書いていると思います。

最近はPOSレジも導入している店舗も多く、商品だけでなく

顧客データも正確に分かるようになっています。

 

日報は何のために書いているのか? 本部がどう活かしているのか?意識して

書いているでしょうか?

日報の項目は、来店客数、売れたアイテム、購入金額、総合的なスタッフ所見

などですが、もっと具体的な顧客の動向や商品の「売れ方」を記入し、

フィードバックすることで、商品開発や売り場作りに有効な資料となります。

 

私は「顧客チェック表」と言う独自の日報を担当者に手渡しています。

これは入店した顧客ごとの情報を記録する日報で、

項目は

①店前で立ち止まった客数(分かる限りで、歩調を緩めた客数も)

②実際に入店した客数

③滞在時間(大体でいい)

④商品を手に取った

⑤接客の有無

⑥買い上げ有無

⑦入店したがスルーした客の様子

⑧顧客ごとのスタッフ所見

 

など、顧客一人一人の買い方や接客での会話が今後の商品開発の参考になります。

売り場での業務が増えて面倒ですが、できる範囲で構いません。

 

店前で立ち止まった人数 →ディスプレイ制作の参考になります。

滞在時間の長さはゾーニングや棚割り、マグネット売り場の有無など売り場構成が

作用します。

商品を手に取ったけど買わなかったのは、入店はしたのでディスプレイや

レイアウトには問題なし。

でも接客や商品(デザイン、値段、POP)に改善点があるのかもしれません。

スタッフ所見には性別、年代、主婦かOLか、会話の内容なども書くと

売り場のみの情報を社内で水平展開できます。

 

入店したのに買わなかった、ディスプレイに立ち止まったが入店しない、店内の何を見て入店したかなど、

様子をつぶさに観察して、そこから抽出された課題を本部と売り場で

共有してください。

 

 

売り場のお悩み解決。売り場作りのプロ 株式会社センス&セオリー

http://www.shop-fukuoka.com/

 

 

 

 

 

 

 

 売れてる店には理由がある!

売り場づくりの企業、株式会社センスアンドセオリーです。

 

ケーキやパンのような食品の陳列は、どの店も一様に焼き上がりを店頭の定位置にただ天板に並べているお店がほとんどです。

出来立てをそのまま店頭で販売する形式なのでパッケージやラベルもなく、ショーカード(名前と値段を記載したPOP)のみで商品をアピールしなくてはなりません。

 

パンやケーキのお店に、VMDの課目のいくつかを落とし込んでみましょう。

 

まずは前述したショーカード(POP)ですが、商品の特徴、

例えば素材、こだわった製法、味などを簡潔に表記します。

 

「岡山産の桃を丸ごと使って北海道産特製クリームで仕上げた季節限定贅沢タルト」

 

など、見た目だけでなく、シズル感のある文章で訴求力を高めます。

 

フェイシング(お客様から見た商品の見え方)について、パンにも美味しそうに見える陳列の仕方があります。メロンパンの美味しそうに見える部分は?その部分がお客様からよく見えるような位置に陳列されているでしょうか?

切り口の断面が美味しそうならその部分が見えるように並べているか?

また、山盛りにしたほうが美味しそうに見える商品もあります。

クロワッサンやマフィンなどは素朴な焼き色がより美味しそうに見えるし、豊富感も演出できます。

高級なチョコレートやカラフルな色のマカロンはどうでしょう?規則的に並べたほうが、より高級感を演出できるのは言うまでもないですよね。

 

盛り付ける容器も商品の特徴をより訴求できるものを使いましょう。回転率のいいものはあえてオーブンの天板のような容器に盛って店頭に出すことで、焼きたて感を演出できます。

カレーパンなど揚げたてのものは揚げ物用のバットのような容器

に。お焼きのようなパンは、一枚一枚手焼きの丁寧な印象を与えるためには木製のすのこに並べる。

 

また、商品の配置も、季節限定、新商品、売れ筋、定番など、

それぞれ分類しながらグループごとに割り付け、回遊率と

買い上げ点数を考慮したゾーニングにします。

 

アイランド形式の平台には新商品、壁面棚の定位置には食パンなどの定番、ショーケースの中も優位置に季節限定、ケースの端の方はやや見にくいかもしれませんが、定番のロールケーキやプリンなどはリピーターが認知してくれています。

 

袋詰めの焼き菓子などはマルシェ風に陳列してみましょう。

見た目も賑やかで楽しく立体的で華やかで目に留まりやすく、

店内のマグネット売り場を作ることができます。

 

「ついついたくさん買ってしまった~!」 を店内で発生させる工夫はたくさんありますよ!

 

 

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売れてる店には理由がある!

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小売店には欠かせないPOPには目的別に色々な種類があります。

プライスカード、ショーカード(説明POP)、誘導サインやディスプレイの一部でもある演出用POP…。商品を理解してもらう、買い物客を目的の売り場まで誘導する、商品を引き立たせる演出など、購買意欲を促すための重要な販促ツールです。

 

POPのデザインも様々です。

スタッフ手書きの説明POPは、お店の人の気持ちが直接伝わってくるようで、体温が感じられ、説得力のあるPOPです。

文字はマーカーで書いたポップなものや力強いタッチの筆文字など、商品の特徴に合ったデザインが望ましいですね。

 

作る際は、店の格式やイメージに見合ったPOPを作ってください。

カジュアルで商品価格も比較的安い場合は手書きの親しみやすい文字に共感を持ってもらえます。

ただ、癖のある文字や筆文字で書いた文章は可読性が悪くならないよう気を付けてください。読んでもらわなければ意味がありません。

 

パソコンで作る場合、フォントは商品の特徴を考慮しながら選んでください。老舗店の昔ながらの製法で作られたお醤油を説明するPOPには丁寧で柔らかい印象の明朝体が企業の歴史や商品の価値を伝えてくれます。

家電製品や高級な文具はやや堅い印象のゴシック体の高級感が誠実に商品説明してくれます。

 

また、商品のイメージを伝えたり店の世界観を醸成するための演出用のPOPはディスプレイとして効果を発揮してくれます。画像は文字よりも誘目性がありますし、食品だと大きくアップにした画像は何よりシズル感溢れる演出でまさに物言わぬ販売員です。

 

POPは適材(デザイン)適所です。

 

 

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