売れてる店には理由がある!
売り場づくりの企業、株式会社センスアンドセオリーです。
ケーキやパンのような食品の陳列は、どの店も一様に焼き上がりを店頭の定位置にただ天板に並べているお店がほとんどです。
出来立てをそのまま店頭で販売する形式なのでパッケージやラベルもなく、ショーカード(名前と値段を記載したPOP)のみで商品をアピールしなくてはなりません。
パンやケーキのお店に、VMDの課目のいくつかを落とし込んでみましょう。
まずは前述したショーカード(POP)ですが、商品の特徴、
例えば素材、こだわった製法、味などを簡潔に表記します。
「岡山産の桃を丸ごと使って北海道産特製クリームで仕上げた季節限定贅沢タルト」
など、見た目だけでなく、シズル感のある文章で訴求力を高めます。
フェイシング(お客様から見た商品の見え方)について、パンにも美味しそうに見える陳列の仕方があります。メロンパンの美味しそうに見える部分は?その部分がお客様からよく見えるような位置に陳列されているでしょうか?
切り口の断面が美味しそうならその部分が見えるように並べているか?
また、山盛りにしたほうが美味しそうに見える商品もあります。
クロワッサンやマフィンなどは素朴な焼き色がより美味しそうに見えるし、豊富感も演出できます。
高級なチョコレートやカラフルな色のマカロンはどうでしょう?規則的に並べたほうが、より高級感を演出できるのは言うまでもないですよね。
盛り付ける容器も商品の特徴をより訴求できるものを使いましょう。回転率のいいものはあえてオーブンの天板のような容器に盛って店頭に出すことで、焼きたて感を演出できます。
カレーパンなど揚げたてのものは揚げ物用のバットのような容器
に。お焼きのようなパンは、一枚一枚手焼きの丁寧な印象を与えるためには木製のすのこに並べる。
また、商品の配置も、季節限定、新商品、売れ筋、定番など、
それぞれ分類しながらグループごとに割り付け、回遊率と
買い上げ点数を考慮したゾーニングにします。
アイランド形式の平台には新商品、壁面棚の定位置には食パンなどの定番、ショーケースの中も優位置に季節限定、ケースの端の方はやや見にくいかもしれませんが、定番のロールケーキやプリンなどはリピーターが認知してくれています。
袋詰めの焼き菓子などはマルシェ風に陳列してみましょう。
見た目も賑やかで楽しく立体的で華やかで目に留まりやすく、
店内のマグネット売り場を作ることができます。
「ついついたくさん買ってしまった~!」 を店内で発生させる工夫はたくさんありますよ!
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