最近毎週見ている「正直不動産」っていうドラマで
インスペクションの話が出てきました。。
中古物件の建物状況調査、と言ったほうがわかりやすいかと思いますが、
文字通り、建物のコンディションを専門業者の視点でチェックするプロセスです。。
弊社のお客様でも最近実施される方が増えてきましたが、これには賛否両論ありますね。。
前からこのブログでも書いていますが、まず費用を誰が負担するのか、っていう問題。
それと、売主側が拒むケースがあり、それに対しては強制力はない、という点です。
特に、売主が個人様の場合、建物状況調査をして何か不具合が出てきても、補修する資金力がない場合も多々ありますので、
インスペクションをやって価格が安くなったり面倒なことになるのを嫌がる売主様もおられるのが現状です。
実務をしている人間からすれば、インペクションに5～6万円かけるなら、信頼できるリフォーム業者とタッグを組んでしっかり補修なりリフォームにお金をかけたほうがよいのでは、という考えになることもしばしばです。
ドラマみたいに、不動産業者とズブズブの関係になりかかっているインスペクション会社は、ないと信じたいですが
現状の制度下ではそれもありうる話なので、不動産仲介のシステム自体をアメリカみたいにしないと、インスペクションはなかなか根付かないと思っている小川でした