オレンジジュースの値上げや販売休止が相次いでいる。
主な原産国ブラジルで起きた不作の影響で、世界的に供給が不
足しているためだ。国産のみかんを代わりに使う動きも出てい
るが、定番商品が入手づらい状況は数年単位で続くとの見方も
ある。
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森永乳業は６月１日、主力商品の「サンキスト１００％オレン
ジ」（２００ミリ・リットル）を１０円値上げし、１３０円（
税別）にする。今後材料の在庫がなくなれば販売を休止する。
アサヒ飲料の「バヤリースオレンジ」など、すでに供給が休止
されたおなじみの商品も多い。
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日本はオレンジ果汁のほぼ全量を輸入に頼り、その５割超をブ
ラジル産がしめるが、天候不順や病害で不作となった。少ない
供給量に円安も重なり、２０２０年に１リットルあたり２５９
円だった輸入価格は２０２３年には４９１円まで急騰した。
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ある飲料メーカー担当者は「この状況は数年は続くだろう」と
の見通しを示した。セブン＆アイ・ホールディングスは４月、
プライベートブランド「セブンプレミア」でオレンジと国産み
かんの果汁を合わせた商品を発売した。「オレンジ果汁の確保
が難しい中、果汁１００％にこだわるためみかんを混合するこ
とにした」という。さすが日本の経済をも牽引するコンビニは
やることが早く、この変わり身の早さは見習うべきです。
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