太陽光を電気に変換する太陽電池は、薄くて軽く、曲げられる
日本のペロブスカイト太陽電池。フイルム状に加工すれば、
建物の壁や窓、電気自動車の車体、スマートフォンなど様々な
場所に貼り付けられることができ、日陰や雨天時でも発電でき
る利点もある。だが、研究者の数や量産化では中国に早くも後
れを取っている。
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地球に降り注ぐ太陽光のエネルギーは２時間で、それだけで全
世界の年間エネルギー（石油換算で約１４０億トン）をまかな
える計算だ。地球上の生命の源になる太陽のエネルギーを電気
に換える太陽光発電は、とてもロマンのある技術となる。
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太陽光発電を半世紀以上にわたり支えたのは、シリコンを材料
とする太陽電池。だがシリコン型は強い光を当てないと十分に
発電できないため、パネルを南向きに設置しなければなりませ
ん。また割れやすく分厚いガラスで保護する必用があります。
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一方、ペロブスカイト型は、薄くて曲げやすく発電膜はシリコ
ン型の１００分の１ほどです。また結晶を液体に溶かして、塗
って乾かせば簡単に太陽電池になるのです。東京２３区にあ
る全ての建物の屋根に設置すれば、原子力発電所２基分の発電
が見込める試算があります。市場を中国をはじめ海外勢に席巻
される前に、官民を挙げて積極的な事業参画と投資の拡大を図
るがことが大切だ。
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