「墓じまい」 | 素晴らしい人生を謳歌しよう

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2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん。


お墓の広告にお目にかかることが少なくなった。
地方出身者が上京をして家庭を持ち、やがて老後のことを考え
るようになると「墓支度」に取りかかるのが常だった。逆に新
聞や雑誌で目にする機会が増えたのは「墓じまい」「墓離れ」
という言葉だ。

「墓じまい」のことを、役所言葉では「改葬」と呼ぶ。今ある
墓所を更地に戻して、遺骨を別の場所に葬り直すからだ。改葬
は2022年に全国で15万件行われた。5年前の10万件、
10年前の8万件から大幅に増えている。墓じまいされた墓石
の不法投棄、墓石を収容した「墓石の墓場」もあるほどだ。

墓じまいが増えたのは、都会に移り住んだため故郷の墓の管理
ができなくなった。墓の維持管理にはコストがかかり、子や孫
に迷惑をかけたくない。墓を継承する子や孫がいないなどがあ
るが、「墓は不要。散骨でいい」と割り切る人も増えてきた。

ふるさとの墓を墓じまいし、遺骨を居住地近くの納骨堂や永代
供養墓に移す人が少なくない。都会ではビル一棟全部が納骨堂
で施設が繁盛している。デジタル化の波はお墓の世界にも及び
始めた。インターネット上デジタル空間に霊園を「造成」し、
パソコンやスマホを通じて墓参りするのだという。墓じまいや
無縁墓の増加は、国による何らかの手立てが必用だろう。


                                             
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