主食とおかずがワンプレートでセットになった冷凍食品が人気
だ。手軽に多品目を食べることができ、広い世代から支持を集
めている。生パスタやボリューム重視など志向をこらした商品
で消費者の選択肢が広がり、近年多数のメーカーが新商品を投
入している。
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会社員Ｓさんの冷蔵庫には、ワンプレートの冷凍食品が買い置
きしてある。「これまでは主食とおかずを別々に温めていたが
、一度に全部がそろうので便利です。忙しい時や料理が面倒な
時に活用している」「火を使わないので安心できるし、高齢者
も簡単にバランスよい食事ができる」と話す。
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ニチレイフーズは、９月に初めて主食とおかずのセット「三つ
星プレート」を発売した。ハンバーグやチキンソテー、チキン
南蛮に、それぞれ別の味のパスタがセットになっている。新設
備を用意しゆでたてを冷凍。もちもちとした食感を実現した。
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ワンプレート冷凍食品に早くから力を入れてきたニップンは、
「よくばりシリーズ」としてハンバーグとパスタのセットを２
０１５年から発売してきた。その後、あさりご飯とサバのみそ
煮などのご飯ものも販売し、現在は洋食、和食、中華と１５種
類まで増やしている。コロナ禍で注目され、その後も手軽な昼
ご飯などとして売上は初年度の１０倍に及ぶ。
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冷凍技術の進歩で、様々な組み合わせの商品が可能になった。
商品が増えることで選ぶ楽しみが広がり、さらに求められるよ
うになってきそうだ。
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