スーパーでは値上がりした野菜を前にじっくり品定めする人々
の姿がよくみられるようになった。「よく使うホウレンソウが
急に高くなって困っている。しばらくコマツナで代用すること
にした。涼しくなってきたので、平年並みの値段に戻るといい
けど・・・」とこぼす。
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あるスーパーの社長によると、９月の仕入れ値は、トマトが平
年の約３倍、ブロッコリーや長ネギは約２倍に跳ね上がった。
ただ、「どれも日々の食卓に欠かせない食材なので、売れ行き
は大きく減っていない」という。野菜不足にならないように、
上手に利用する方法を専門家に聞いてみた。
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ある料理研究家は「栄養や食卓の彩りを考えると、値上がりす
る中でも、工夫しながら野菜を積極的に食べてほしい」と呼び
かける。おすすめは、野菜を無駄なく使い切ることだという。
「普段捨てているには、栄養が豊富に含まれていることもあり
、食品ロスを減らすことにもつながることになる」。
・
安い時に野菜をまとめ買いし、保存方法を工夫すれば、長持ち
させることができる。野菜は畑で育った状態で保存すると長持
ちする。ホウレンソウやコマツナなど立てに育つ野菜は、紙袋
や突っ張り棒を利用し、冷蔵庫の野菜室に立てて保存すると１
週間ほどもつ。ジャガイモなどは、新聞紙にくるんで野菜室に
入れておく。トマトは１個ずつラップで包み、冷凍しておいて
食べる前に１０分、室温で戻せば包丁で切りやすくなる。
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