近所に住んでいる老夫婦の来店があった。
お子さんたちが都会にいるが、年に２～３回帰ってくるだけで
この先仕事の関係で下松市に帰ってくる予定はないという。
それなら元気なうちに老夫婦は、今の住まいから息子達が住む
都会に住み替えたいと思うようになった。
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そのためには今の住まいを処分して、都会で中古マンションで
も買い替えたいと子供達に伝えると、「是非こちらにいらっし
ゃい」と進められた。だが今住んでいる家を売ることから始め
なければならない。家を売るといってもそう簡単なものではな
く、どうすればいいのかわからないので当社にやってきた。
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「土地は○○坪、建物は何度か増築などをして○○坪・・」
「建物の価値はもうないので、土地だけの価格になりますね。
更地にすれば解体費がかかるので、できたら家付きで売った方
がよろしいかと思います」
「１度家をみてもらえませんか」
「それでは、昼から家を見せてもらいましょう」
・
築４０年以上と古いが、何度か増改築を繰り返して手を入れて
いるだけあって特に悪いところはなさそうだった。
「売るためには家財道具のいるものと、いらないものを選別を
してその処分費とクリーニングの見積もりが必要でしょう」
遠大な計画は、まずこれぐらいから始めたらいいのかな。
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