昨日は賃貸契約更新にＭさんが来店してきた。
早いものでＭさんがゆめタウン下松店の近くのアパートに入居
して１２年の月日がたった。その当時、アパート探しに来られ
たときは入居審査がむずかしかった。
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「Ｍさん会社を辞めて、現在は無職の状態ですか」
「そうですが、現在は無職ですが仕事は探しています」
「無職の状態ですと、大家さんの審査が通らないんです」
「そこを何とかお願いします。家賃滞納は絶対いたしません」
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Ｍさんの悲壮感漂う表情を見ていると、何とかしてあげたいと
思うが無職の状態では大家さんの了解はむずかしいだろう。
絶対に滞納はしないという根拠はないだろうか・・・。
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「話は変わりますが、Ｍさんは貯金はもっていますか」
「貯金なら１０００万円以上はもっています」
５０歳台前だったので、その金額を聞いておどろいた。まじめ
に働いて遊ぶことはしないで、コツコツとよく貯めたものだ。
「その貯金の金額がわかる通帳のコピーをもってきて下さい」
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通帳コピーを大家さん宅に持って行き話をすることにした。
「今は無職ですが、絶対に滞納はありません・・・・」
「社長さんがそこまで言うのなら、了解しましょう」
後日Ｍさんを呼んで、大家さん了解の話をすると飛び上がって
喜ぶ姿が印象的だった。あれから１２年の年月がたった。
「アパート住まいは、とても居心地がいいです・・・」
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