現場主義を貫く | 素晴らしい人生を謳歌しよう

素晴らしい人生を謳歌しよう

2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん。


第一交通産業の創業者、黒田始さんは101歳で亡くなった。
一代で国内最大のタクシー会社を育て上げ、「思ったら行動に
移す」徹底した現場主義にこだわり、100歳まで経営の第一
線で活躍した。

1922年、大分県の農家に生まれ、将来は「立派な軍人」を
夢見た。戦時中に中国では軍需物資の調達を担当し、現地の中
国人との交渉に当たった。一筋縄ではいかない相手との巨額の
取引で、「商売のおもしろさ」を学んだ。

中国から復員後、芋あめ、ちり紙、砂糖を扱う卸売業を手がけ
た。しかし、朝鮮戦争後の景気悪化で事業は破綻した。再起を
かけタクシー事業に参入する。自身は運転免許証を持たず周囲
は反対した。

当時のタクシーは「運転が荒く、乗りたい時に呼んでも来ない
」と勝機を見いだした。1960年、北九州市で創業し、出発
式に並んだタクシーは5台。運転手に接客の大切さを説き、当
時は珍しい無線を使った迅速な配車で評判を高めた。その経営
哲学は徹底した現場主義で、社員に発破を掛け続けた。

台車規制が厳しい業界にあって事情拡大のため全国で同業他社
を次々と買収し、車両台数は日本一になった。100歳となっ
た昨年6月、相談役に退いた後も新しいニュースを見れば「う
ちではどうか」と社長に聞いていた。生涯現役にこだわり、現
場主義にこだわった経営者だった。



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