水素の活用 | 素晴らしい人生を謳歌しよう

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2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん。


地球温暖化のために二酸化炭素排出量の削減は急務だ。
脱酸素には、製造業の二酸化炭素(CO2)排出量のうち4割
を占める鉄鋼業界の取り組みが不可欠だ。国内の鉄鋼大手は、
高炉での生産を主力としている。鉄鉱石とコークスを反応させ
て酸素を取り除き、純度の高い鉄を取り出す。その過程で多く
のCO2が発生する。

鉄鋼大手は、CO2排出量を2030年に30%削減し、20
50年には実質ゼロとする目標をあげている。しかし高炉中心
の生産体制のままでは達成は困難だ。そのために設備を電炉に
転換する動きが出ているが、CO2の排出量は高炉の4分の1
にしか減らせない。また電炉の運転で火力発電の電気を大量に
消費するので脱酸素の効果は小さくなる。

切り札として期待されているのが、水素を使う製鉄技術だ。
鉄鉱石と水素を反応させて酸素を取り除く製法で、CO2の排
出量を大幅に削減できる。日鉄とJFE、神戸製鋼の3社は、
水素の活用に向けた協力を始めた。投資額は4300億円で、
このうちの4割を政府が支援する計画で2040年の半ばには
実用化を目指している。

鉄鋼業の脱炭素は世界的な課題で、中国や欧州も水素による製
鉄の研究開発に大規模な支援をおこない競争が激化している。
日本の鉄鋼業界は、高品質の鋼材を作る技術を誇ってきた。脱
炭素でも世界をリードして国内製造業の土台を支えてほしい。



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