日の丸半導体 | 素晴らしい人生を謳歌しよう

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2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん。


一時は日本が世界を席巻した日の丸半導体だった。
1980年~1990年代、日本のNECや東芝が企業向けコ
ンピュータなどの高性能なメモリーでシェアを伸ばした。日本
の半導体シェアは1990年代には49%で、北米、欧州を抑
えて1位だった。その後、輸出を抑える日米半導体協定で日本
勢は弱体化して2021年のシェアは6%にとどまった。

次世代半導体は、自動運転には欠かせない10ナノ・メートル
未満の先端品は、台湾が9割のシェアを持っている。もし台湾
に有事があれば、半導体が滞る恐れがあり、日本にとって国内
の生産基盤強化は喫緊の課題になる。軍事的にも転用される半
導体は、安全保障の観点からも欠かせない。

日本政府も国内半導体の再編に後押ししてきたが、苦戦してき
た。大規模な投資を進める米国や韓国、台湾勢に対抗するには
大規模な資金が必要になる。日本で経営統合したエルピーダメ
モリは2012年に経営破綻した。その後日立、三菱電機、
NECの半導体部門が統合したルネサンスは、自動車用半導体
では強みを持つが、世界の半導体での存在感は薄い。

過去の敗戦の歴史を繰り返さないためには、積極的に投資を続
けられる体制作りが重要になる。そんな中トヨタ、ソフトバン
クなど8社が新会社「ラビダス」を設立して世界で通用する半
導体技術の開発を目指すことになった。再び「日の丸半導体」
が復活するか目を離せない。



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