食料自給率と値上げ | 素晴らしい人生を謳歌しよう

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2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん。


日本の食料自給率は2020年度で37%と過去最低になる。
米国の自給率は2019年に121%、豪州は169%もあり
日本は先進国で最低水準にっている。日本が昔から低かったわ
けではなく、1956年度には73%、1970年度は60%
あった。食生活が自給率の高いコメ中心だったためだ。

しかし、肉や油を使った料理を多く食べるようになり、自給率
は落ち込んでいった。牛や豚を育てるのに必要なトウモロコシ
などの飼料や、油の原料になる大豆などは日本で安価に生産す
るのが難しく、輸入に頼るようになった。

伊藤園の「お~いお茶」は、日本で広く親しまれ、世界で最も
売れた緑茶飲料としてギネスに認定されている。伊藤園が年間
使う茶葉の量は約2万トン。ほぼ半分を国内の契約農家から買
い入れ、残りは市場から調達する100%国産だ。世界的なイ
ンフレの波は及びにくいようにあるが、実際には製造過程で
様々なコストが上がっている。

お茶の収穫後のトラックでの輸送費、生産費に加えてペットボ
トル費用など、伊藤園は今春1年間のコスト高の影響を27億
とはじいていた。しかし9月の時点で3倍程度まで膨らんだ。
トラックの積載スペースをすき間なく並べたり、商品数を絞っ
て生産効率を上げたりコスト削減に取り組みが続くが値上げは
避けられないのが実情のようだ。

一見すると国産品でも、その生産過程で多くの輸入品に支えら
れている。相次ぐ値上げは、日本の食卓が海外に依存する現状
を浮き彫りにする。



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