コンビニ大手の衣料品や生活用品の強化が進んでいる。
主力の食品以外を充実させ、コロナ禍で高まる「買い物を１度
で済ませたい」と言うお客さんの需要を取り込む狙いがある。
定期的に買う消耗品をそろえることで利便性を高めるとともに
、コンビニが得意とする飲料や食品とのついで買いを促す。
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ファミリーマートは６月に、自社のアパレルブランド「コンビ
ニエンスウェア」で新作品の靴下やタオルなど７商品を発売し
た。４月に折りたためるリュック、５月には子供用靴下と、
新商品を相次いで投入している。
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コンビニエンスウェアは２０２１年３月から全国展開し、現在
は鮮やかな色のＴシャツ（税込み１０８９円）など約７５種類
の販売。特に靴下は、ロゴと同じ緑と青のラインの入った商
品がＳＮＳで話題となり７００万足のヒット商品になった。
ファミマの２０２２年２月期の衣料品の売上高は、前年比で４
割増えた。「アパレル市場でシェアを本格的に獲得したい」と
品ぞろえの拡充でさらなる攻勢をかける。
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セブンイレブンも８月までに、１００円ショップ「ダイソー」
の商品をほぼ全店に拡充した。２０２０年１２月から一部店舗
で導入を始め、ウェットシートやゴミ袋などの生活用品を中心
に人気を集めている。
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コンビニ大手の業績はコロナ禍から回復基調にあるが、来店客
数はコロナ前の水準には届いていない。衣料品や日用品の強化
が、反転攻勢のきっかけになるか注目される。
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