犯人の家は、駐車場と目と鼻の先にある古家だ。
玄関のドアホンを押してみるが反応はないので、おそらく電池
が切れているのだろう。ガラス戸を「ドンドン、ドンドン」と
叩くが出てくるようすはない。実は先ほど来たときに、本人が
間違いなく居る確証をつかんでいた。7時過ぎ裏庭をのぞき込
んだとき、1カ所だけ雑草がかすかに動いていた。
・
雑草が動く前にはエアコンの室外機が設置され、その奥の部屋
に60歳前後の男が上半身はだかで、ひげを剃っていた。
庭から私がその部屋に近づいていくと、犯人はすぐ察知した。
「どちらさん?」
「近くの不動産屋のものです」
「前に止めているスズキワゴンRの車は、おたくの車ですか」
「はい、今止めたところなんです」
「うそつけ!1時間前からお宅がくるのを待っていたのに」
「重たいものが、あったのでつい車を止めました」
「何も重たいものなんかない。でたらめ言うな」・・・
ああ言えばこう言う、詐欺師にありがちな嘘を平気でつく。
・
「ごめんなさい。もう止めません。」
「今度止めたら、レッカーで持っていくからな。」
2週間に及ぶ違法駐車犯とのやり取りはこれにて決着した。
切符の問題は、警察の仕事になるので私はタッチはしません。
でも小さな悪いことから、それに麻痺して大きな悪いことを
するのが詐欺師。名前を使われた方、頑張って下さい。
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