昨日の休日用事を済ませて買い物に出かけた。
そういえば先日クリーニングを出してるスーツがぼちぼち仕上
がっているはず。買物をする前にクリーニング店の道順が先に
あるので、そちらを先に済ませることにしよう。
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クリーニング店に寄ると、相変わらず無愛想なご主人が奥から
出てきた。「スーツを取りに来ましたが出来ていますか」と伝
票を渡すが、それには何も答えないで伝票のスーツを探す。
そして、たくさんのつり下がっている中から、伝票の上着と
ズボンを探し当て「はい」と言って私に手渡した。
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買物はドラッグストアで、目薬と殺虫剤とお茶を買う予定だ。
車を駐車場止め、手帳に書いてある買物を再度見直していると
突然「ドスン」と金属と金属があたる鈍い音がした。
私が止めた隣に止めていた白い乗用車が、私が止めるとすぐに
バックしたのはかすかに覚えていたが、あの車だろうか。
間違いなく隣にいた白い乗用車が、バックしすぎて後ろの車に
ぶつかったのだ。ぶつけた運転手は中年の男のようだ。
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私が車からおりて、様子を見ようとすると「キッ、キッ、キ
～」と音を立てて中年の男はあわてて逃げ去っていった。
ぶつけられた車は、右前方が傷がついてへこんでいる。
まさか逃げるとは思わなかったので、一瞬あっけにとられた。
男の手際の良さから、何度もぶつけたことがあると思われる。
逃げるは恥だが、ここは逃げるに限ると判断したのだろう。
あの男いずれは、どこかで大きな代償が待っているはず。
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