コロナ渦、昨年４月から１２月の決算が集計された。
１部上場企業６３６社を集計したところ、６割の３８４社が
赤字か減益になった。旅行や外食など非製造業の最終利益は
４８．６％減と中間決算より減益幅が拡大した。陸運業と空運
業はさらに大幅赤字だった。
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コロナ渦前からサブスクリプション（定額制サービス）やイン
ターネット通販などに取り組んでいた好業績の企業も目立つ。
ソニーはテレビに代表される「黒物家電」が韓国勢との競争で
不振に陥ったことをバネに、サブスクや保険で稼ぐビジネスに
転換を進めた。ゲーム、音楽、金融の３部門が収益を伸ばし最
終利益を１兆円超えの１兆８５０億円に上方修正した。
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ユニクロは実店舗の客足が鈍り２０年は減収減益となったが、
２０２１年８月期の通期ではネット通販は約５割増え、増収増
益を見込む。２０１８年に東京都内にネット通販専用の巨大物
流倉庫を整備したことが奏功した。
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スキー用品「アルペン」はスキー人口が減少する中、アウトド
ア専門店をオープンし、ゴルフやアウトドア用品の品揃えを強
化した。「密」にならないゴルフやキャンプに人気が集まり、
関連商品の売上げも好調で過去最高益となった。
コロナ渦の中でもしっかり利益を出せる会社はあるものです。
ワクチン接種が国民に行きとどく頃には、また違った業種が台
頭することになることでしょう。
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