このままでは落馬するので、それだけは阻止したい。
しかし死に体になった体は、もう止められそうにない。
「溺れる者は藁をもつかむ」と言うが、その時アースの首が目
に入ったのでとっさに、アースの首を右腕で回してかろうじて
止めた。プロレスの技でヘッドロックがあるが、まさにその技
で首の皮一枚で何とか止まってくれた。
・
止めたのはいいが、尻は鞍からはずれて体勢は大きく崩れた。
渾身の力で尻を鞍に戻したいとあがいたが、もはや私の体力で
は元に戻るのは不可能だと悟った。仕方なく首にヘッドロック
をかけたまま、鐙から足をはずして馬から静かにおりた。
・
アースの「尻っぱね」からお下りるまでわずか数秒の出来事
だったが、私にとっては長い時間に感じた。この数秒の出来事
は、毎朝あるストレッチをしているたまものだと思った。
がにがに体操を20回、くねくね体操を50回やっているが、
これは何を隠そう「落馬を防止するため」のものだったのだ。
これからもこの体操は、今の出来事を想定してしっかりと続け
ていこうと思った。
・
考えてみれば、拍車による強いバイブレーションは今回は必要
なかったかもしれない。拍車を使わなくっても、左右の足の締
め付けだけでも足りていたのかもしれない。拍車によるバイブ
レーションは、軽く加減をみながら技を磨くことにしよう。
そして反省として、駈歩のスピードアップをするために色々な
小技を身につけることにしよう。
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