わが家の庭には、スチール製の倉庫が置いてある。
小さめの倉庫なので、あまりものが入らなくて満杯の状態に
なっている。入れきらないものを何とか入れようと、倉庫の中
の断捨離をすることにした。
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倉庫の中を調べると、以前使ったものの残り物とかが意外に多
い。その時は、いずれ先で使うだろうからとりあえず倉庫に置
いておこう。しかし、これから先５年、１０年と月日がたって
も使わないだろうと思うものばかり。次々に処分をしていき最
後に残ったものが塗装に使った残りもの５缶。缶に入ってふた
を密封しているので、使えないことはないがどうしよう。
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下水管に流せば、環境汚染になるので何とかして使いたい。
考えついたのが、以前木を切ったが残り株がまだ生きているも
のが何本かあり、それに何重にも塗れば、切り株は腐ってしま
うはず。残り物の塗料と、切り株の始末で一石二鳥になる。
散歩から帰って、スポーツ着のままそれを実行した。
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塗装缶は１０年以上もたっているので、ふたを開けるのに苦労
したが何とか空いた。ハケを缶の中に突っ込み、ぐるぐるかき
混ぜると塗料がなじんできた。たっぷりと塗料が付いたハケを
残り株に何度も塗りつける。残り１缶をほぼ使い切ったので、
今日はこれぐらいにしておこう。
ふとスポーツ上着を見ると、塗料の跳ね返りがあちこちについ
ている。しまったと思ったがあとの祭り。まだ新しいスポーツ
上着は５千円もしたものだが、塗料は使い古しの残りかす。
何と割の合わない仕事をしたものか、「くやしい～」。
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