梅雨が明けてから猛烈な暑さが日本列島を襲っている。
「梅雨寒」で慣れたからだが、急激な気温の変化に対応できず
に、熱中症で倒れる人は各地で増え続けている。低温で発汗も
少なかった体が、突然の気温上昇に対応できなかった可能性が
高いと気象庁は指摘する。
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６月下旬から７月中旬は梅雨前線が本州付近に停滞し、オホー
ツク海にある高気圧から冷たい北風が吹き込んだため、雲が広
がる涼しい気候となった。しかし、梅雨が明けた７月下旬から
気温が急上昇した。この激しい暑さの要因は、好天をもたらす
高気圧が上下に重なる「２階建て」となっていることだ。
真夏の海の太平洋高気圧（上空６０００ｍ）と、大陸から張り
出すチベット高気圧（上空１万ｍ）の二つが東西から発達して
張り出して日差しが強まっている。この「２階建て」の高気圧
は９月まで続く見通しだ。
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家電販売店の各店舗では、梅雨明け以降エアコンや扇風機を買
い求める客が絶えない。長梅雨で商戦のピークは、例年から半
月ほど遅れたというが、７月２７日～８月１日のエアコンの売
上げ台数は昨年同月比で約２倍になった。
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熱中症は、高い気温や湿度で体の中に熱がこもり、全身に様々
な症状が出ることを言う。初期の症状のときは、涼しい所に移
動し水分と塩分を補給すればよい。しかし悪化すると頭痛や吐
き気の症状が表れるので、迷わずに救急車を呼ぶ。この間も、
いかに早く体温を下げられるかが救命のカギになるので、すぐ
に全身を冷やすようにしてほしい。
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