昼のかかりに、１本の電話がかかってきた。
「○○アパートのＭです。現在駐車場を２台借りているんで
すが、それを１台に変更してもらえませんか」
「いつから１台に変更しますか」
「すぐにでも変更したいんです」
「６月分の家賃から変更しましょう」
・
とはいったが、保証会社からの引き落としまでに間に合うだろ
うか。とりあえず家賃変更手続きを大至急行うことにしよう。
○○アパートは、以前奥さんと娘さんが入居していた。ところ
が奥さんが急病で亡くなって、高校生の娘さん１人となったの
で、急遽元主人のＭさんが奥さんのあとを住むことになった。
その時に保証会社と契約をしているはず、その保証契約書を使
って家賃変更をしなければならない。
・
当初、奥さんと契約書を交わしていてその契約書は出てきた。
ところが、Ｍさんとの書類がいくら捜しても出てこない。
奥さんとは２年毎に契約更新をしているので、捜すのだがどう
しても見つからない。個人顧客カードから、Ｍさんの名前で検
索をかけてＭさんとの契約をいつ交わした日がわかった。
保証会社との契約書から、家賃変更届をすると６月分の引き落
としからでは間に合わないという。仕方がないので、６月分の
駐車料金の１台分を当社から返金をすることにした。
・
Ｍさんから電話を受けて、１時間後に事務処理が完了した。
ＩＴ処理が複雑化し、近代化する賃貸管理について行けるスキ
ルアップも益々必要になってきた。
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