年老いた大工さん | 素晴らしい人生を謳歌しよう

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2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん。


75歳になる大工さんに床の修理をお願いした。
10年来のつきあいになるが、さすがにこの歳になると屋根な
どの高いところでの仕事はNGになった。だが、以前に当社で
仕事をしていた大工さんは、77歳の時でも新築一棟を自分1
人で黙々と建てていた。個人差は計り知れないほど大きい。
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下見したとき、悪くなった床部分を新建材のフローリングより
長く持つだろうとヒノキ材を使って補修ようと思っていた。
しかし大工さんの提案は、アルミ建材なら腐らないからそちら
にすべき。結局大工さんの提案通りアルミ材をつかうことに。
当日、朝8時半に現地集合で待ち合わせをした。
10分前に行くと、すでに大工さんは待っていた。

アルミ材などの材料を現場に入れて、ふたたび軽トラックに戻
った。待っていてもなかなか戻ってこないので、何をしている
のだろう軽トラックに行くと一生懸命に何かを捜している。
「Kさん何をさかしているの」
「アルミに穴を開けるキリを捜しているんじゃが、ない・・」
「アルミに直接ビスでもめばいいんじゃないの」
「皿状に穴を開けんと、ビス頭が出るじゃろう」
そこまで丁寧にせんでもいいのにと思ったが性分なんだろう。
トラックの荷台には、たくさんの段ボールが積まれていてそれ
を1個1個開けていく。めったに使わない道具のようだ。
材料はたいして使わないが、使用する大工道具半端ではない。
75歳になる大工さん、さすがに力仕事は衰えを隠せないが、
かといって現役を引退すれば、一気に老いがやってきそうだ。
仕事を続けることは、一生懸命に頭を使うから認知症予防には
もってこいなのかな。



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