実戦による稽古 | 素晴らしい人生を謳歌しよう

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2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん。


横綱稀勢の里がついに引退することを表明した。
今場所進退をかけての大相撲初場所だったが初日から3連敗と
なりもはや立ち直ることは不可能と判断しての引退となった。
3連敗となった昨日は、勝負がついてうつむく姿に、横綱とし
ての風格はもう感じられなくなった。今場所初めて左から踏み
込んだが、両脇が甘く、栃煌山にあっさりもろ差しを許した。必死
にあがいたが体勢は苦しいまま、最後は観念して土俵を割った。

稀勢の里の言葉に「努力に努力を重ねて天才に勝つ」という
素晴らしい名言がある。しかし、いかに努力を重ねても実戦か
ら離れてしまえばあまり役に立たなかったのかもしれない。
新横綱で登場した2017年3月の春場所ですべが暗転した。
13日目に負った、左上腕のけがを押して出場し奇跡的な逆転
優勝。その後は後遺症に苦しみ、復活はならなかった。

稀勢の里は32歳、白鵬は33歳だがふたりの相撲は相対する
点が多い。稀勢の里はガチンコ一筋で真っ向からぶつかり、変
化などはほとんどしない。それに比べて白鵬の相撲は、相手に
よっては変化もある。白鵬は昨日で4連勝と負けがないが、そ
のうちの2勝は土俵際でのサーカス相撲で勝利している。
昨日の北勝富士戦の勝利は最たるもので、100人中99人は
敗れていただろう。ところが、白鵬の土俵際での俵に乗っての
回り込み方はまるで牛若丸が弁慶を翻弄したような身のこなし
で勝利している。天才で実戦による稽古量があったらここまで
きたのだろう。稀勢の里のガチンコ相撲に実戦による稽古があ
ればまだまだ横綱を続けられたと思うと残念だ。



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