昨日は髪が伸びてうっとうしかったので散髪屋に行った。
本当は年末までに行きたかったのだが、誰もが年末迄に散髪屋
に行ってお正月はすっきりしたい。しかし、年末に散髪屋に行け
ば長時間待たされるかもしれない。追い打ちをかけるように散髪
屋の主人は、ひと月以上前からお客さんに言っていた。
「年末は集中するから、クリスマス前までに散髪してね」。
この言葉を聞いていたから、正月明けの昨日になった。
・
「ご主人、仕事始めはいつからやっているの」
「１月４日からやっていますよ」
「年末はいそがしかったでしょう」
「それがね、一昨年の年末は昼ご飯食べる時間もなかったのに
、おかしなもので去年の年末はそうでもなかったです」
「そういうことも、あるんやね」
「近所に散髪屋ができたりしたからかもしれませんね」
・
私はそうとは思わなかった。主人が年末にお客さんに言った
言葉に原因があったと思う。実際、私がそうだったから。
でも、私のように時をずらしてまた来るお客ばかりではない。
年末までにどうしても行きたいお客さんは、ここの散髪屋は年
末は混んでいそうだから、他の散髪屋に行くことにしよう。
ということで、ある程度のお客さんが逃げた可能性がある。
商売とは難しいもので、お客さんのためと思っていった言葉が
お客さんに逃げられることだったあるのです。
いたらない言葉は、命取りになると肝に銘じなくっちゃ～ね。
「早めに申し込まないと、他の人に決まってしまうかも・・」
などは、不動産屋は愚の骨頂。
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