がんとたばこ | 素晴らしい人生を謳歌しよう

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2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん。

がんは生活習慣の見直しで予防することができる。
がんは、体に害を及ぼす細胞が増え続ける病気で喫煙、飲酒、
塩分や野菜不足の食事といった生活習慣が深く関与している。
特に最大の原因であるたばこを吸わないこと、他人のたばこの
煙も吸わないことが効果的な予防策と考えられている。

たばこを吸い続ける男性は、吸わない男性に比べ、肺がんで死
亡する危険性が4.8倍、食道がんで3.4倍となっている。
他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙でも肺がんになりやすく
、ぜんそくや乳幼児突然死症候群の増加に関与している。
大気汚染を引き起こすPM2.5の健康への影響が世界的にも
問題になっているが、たばこの煙もPM2.5だ。たばこが吸
える飲食店のPM2.5濃度は、大気汚染が深刻な中国やイン
ドの都市部などよりずっと高い。健康的にも経済的にも、たば
こを吸って良いことはひとつもない。

日本の喫煙率は男性が33.7%、女性が10.6%で、欧米
各国に比べ日本の男性は喫煙率が高く、女性は低い。
日本男性の喫煙率は、30年近くで半減したが女性は横ばい。
肺がんの死亡率は、喫煙率が下がってもあまり減っていないの
が現状だが、これは高齢化による患者の増加に加え、がんは
数十年かけて大きくなるため、喫煙率減少が死亡率に反映する
まで時間がかかるためとみられる。

2020年に開催される東京五輪・パラリンピックに向け、飲
食店などの禁煙化の議論が続いている。しかし、日本では消極
的な意見が根強い。がん予防のためにも、飲食店を全面に禁煙
にしてもらいたいものだ。