昨日朝の散歩から家に帰ってくると見知らぬ靴があった。
マンガ絵の入った青い小さな靴。そうです。久しぶりに長女がつれを
連れてやってきたのです。小さな靴とは言っても、以前履いていた超
かわいい靴と比べると、しっかりとしたものになったものだな。
玄関で靴を脱いだりしていると、音で察知して居間から孫がツカツカ
とやってきた。「やぁ~ りょうくん 久しぶり~」と言うと「やぁ
~ 久しぶり~ 生きちょった~」。何とこんな冗談を、いつの間に
おぼえたのだろうと思ったが、おそらく長女が教えたのだろう。
・
ブッチャーかあさんのひざに座って、さっそく数字の練習を始めだし
た。白いチラシの裏紙に『100+1=』と書き、「100+1=はいくらで
しょう」と言うと、孫は電卓をたたき「ひゃくいち~」。「ピンポン~」。
それでは『1+100=』と書き、「1+100=はいくらでしょう」と言うと。
電卓を持ってテーブルの下に隠れて、しばらくして「ひゃくいち~」。
隠れて電卓をたたく様子がかわいい。頭の中では計算が出来なくても、
電卓を自分のものにした証拠なのかなと、ちょっとうれしくなった。
しばらくして「100+100=はいくらでしょう」。孫はちょっと面食らった
顔をする。するとブッチャーかあさんは、財布から百円玉を2枚出して答
えを教えようとする。しかし孫は、計算より100円玉2枚に興味を持ち
100円玉で遊びだした。「おかあさん、お金で遊びを教えると大人になっ
てギャンブラーになるからよくないよ」。「それもそうね」。
・
近所のスーパーに、四人で弁当を買いに行った。女性軍が買い物をして
いると、孫が「あっ、10円玉が落ちている」とひらった。「おかあさんに言
いなさいね」。本当はお店の人に届けるのが一番いいのだろうが・・・。
長女の答えは「いいんじゃない」、それぐらいのお金はという感じだった。
まっ、バカ正直な大人になるよりは、ましかと思った。
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