津波対策で明暗 | 素晴らしい人生を謳歌しよう

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2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん。

東日本大震災によって太平洋沿岸の原子力発電所は津波に襲われた。
福島第一原発だけメルトダウンから水素爆発にいたったが、他の原発は
瀬戸際で危機を乗り越えた。運命の明暗は津波への事前の備えなどがあ
るようだ。
東北原子力女川原子力発電所は、当時高さ13mの津波に襲われたが、
主要施設の建屋は14.8mの敷地に立ち難を逃れた。福島第一原発も
13mの津波に襲われたが、建屋が標高10mの高さにあったため大惨
事となった。女川原発がなぜ高台に建設されたかは、「津波に対する
畏れ」を抱く地域性があるという。
東北電力は女川原発つくるに当たり、今から1043年前に東日本大震
災並の津波被害があったとされる貞観津波などの被害を調べ、津波の高
さを試算した。一方東京電力は「貞観津波の福島第一原発周辺の被害は
見当たらない」との姿勢を貫いてきた。女川原発の所長代理は「周辺の
集落だけは、神社だけが高い場所に立つ。昔から津波を気に掛ける地域
性があったことは確か」と語る。
東北電力は女川原発1号機の運転開始後も津波研究を深め、2号機の申
請時には貞観津波の想定高さを上げ、海面の斜面補強をした。
13mの津波が襲った福島第一原発は、1~4号機が制御不能に陥った
が5、6号機は惨事を免れた。敷地高3mの違いが明暗を分けたのだ。
周辺住民に避難を強いた東京電力福島第一原発と対称的に、避難住民
364人を避難先として受け入れた東北電力女川原発。
改めて事前の備えの大切さを感じる。

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