先を読む力 | 素晴らしい人生を謳歌しよう

素晴らしい人生を謳歌しよう

2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん。

日本の陸上競技連盟には、強化委員長という選手を支える人がいます。
強化委員長は五輪選手を選考したりもしますが、1992年バルセロナ
五輪で女子マラソン代表の選考を巡って議論が巻き起こりました。
実績十分の有森祐子さんと好記録を出した松野明美さんがいたわけです
が、その当時の陸連の強化委員長は小掛照二さんでした。この時陸連は
有森さんを五輪代表として選びました。選考方法が不透明だという批判
が上がり強化委員長の小掛さんの自宅に脅迫状や日本刀が送られてくる
騒ぎになりました。それでも自分の意志は決して曲げませんでした。
選手を見る目の確かさは、バルセロナ五輪で有森祐子さんが銀メダルを
とったことで証明されました。マラソンは過酷な長丁場で、その日の体
調と精神によって成績が左右されると読んだのでしょう。たまたまその
日に良い成績をおさめたからといっても本番では水ものです。
小掛さんは1956年メルボルン五輪で、その当時の三段跳びの記録保
持者でした。当然日本国では金メダルの期待が高まっていましたが、
結果は平凡な記録しか出ずに8位に終わりました。
実は五輪直前に報道陣に練習を公開したとき、写真撮影に応じて何度も
飛び跳ね足首を捻挫してしまったんですね。このことは一切口外しませ
んでしたが、同じ種目に参加した選手でさえもこの事実を知ったのは数
年後でした。このような経験があるから、奥深く先を読む力もしっかり
しているのでしょう。小掛さんが五輪三段跳びで金メダルを取っていた
ら、有森さんの銀メダルはなかったのかもしれません。

モール前不動産(千年ホーム) http://www1.ocn.ne.jp/~sennen/index.htm

スタッフブログ http://nanappemame.blog108.fc2.com/

リフォーム実例 http://www.geocities.jp/sennenhome/f6.html