落語家の人は年を重ねれば、重ねるほど芸に磨きがかかります。
新聞の紹介記事で桂 歌丸さんのことが書いていましたが、御年７３才
といいます。人気番組「笑点」の司会をやっていますが、落語芸術協会
の会長でもあります。落語会出演も多く、休みは月に２日ほどです。
「休日も次の高座のネタを考え、稽古をするから年中無休」と苦笑。
多忙な中、また一つ肩書きが加わったといいます。
寄席「横浜にぎわい座」２代目館長に今月一日付けで就任しました。
生まれ育ち、今も住む横浜に愛着があるから引き受けました。幼い頃、
地元の芝居小屋で見た奇術や漫才が芸道を志した原点といいます。
「恩返しがしたかった。横浜の人に喜んでもらうのが第一です」
月に数日出勤して、落語家の顔ぶれなどに意見を言うそうです。柔和な
笑顔で親しまれていますが、筋の通らないことは嫌いで、頑固な面も。
「出演者の芸には厳しく責任を持たせる」ときびしさを覗かせます。
２月に肺炎で一時入院をしましたが、今は気力体力とも十分で、
「まだまだ目一杯仕事をする」と元気いっぱいです。
このように落語会の人は年をとっても、生涯現役の方が意外と多いです
ね。頭で考えてしゃべることが職業だから、気持ちがいつも若いのかも
しれません。７３才の桂歌丸さんを見ていたら、５７才の私などはまだ
ひよこみたいなものです。不動産業も、頭で考えてしゃべることが仕事
ですから、生涯現役を目指そうかなと思います。
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