私は驚きのあまり、腰が抜けそうになりました。
若い女性から恨みをかうような覚えはありませんが、こんな寒い冬にお
化けなんか出るのだろうかと一瞬考えました。お化けらしい女性は私に
用事があって近づいたのであれば、何かきっと言ってくるに違いありま
せん。「うらめしや~」なんて言われたら足が震えだし、完全に腰が抜
けてしまいそうです。少し様子を見ましたが、別に何かを言いだすわけ
ではなく私の1m後ろに立っているだけのようなんです。
シャッター支柱の上部を固定して、腰をかがめてしゃがんで地面の穴に
アンカーをさし込もうとしながら足もとをチラッと見ました。すると、
女性はミニスカートで、太ももあたりから足があらわに出ていました。
髪の長いこわい女性のお化けと思っていたのに、足もとはミニスカート
をはいた若い女性のようなのです。お化けはこわい、でも女性の顔は見
てみたい。どちらが本当なんだろうと少し興味を持ち始めました。
でも後ろを向いたままの暗がりなので、様子がわからないままです。
3本目のシャッターの支柱を取りに行き戻ってくると、今までそこにい
た女性がいません。その間わずか5秒の間に消えてしまったことになり
ます。やはり今の女性はお化けだったのだろうと、暗がりの回りを見渡
していると10m先のJRの踏切の灯りにその女性がくっきりと浮かび
上がってきました。その女性は下を向きながら手元をさかんに動かして
いました。謎が解けました。その女性は携帯メールに専念していたため
に、私に接近したことがわからなかっただけのことのようでした。物事
に集中することは素晴らしいことだけと、回りの状況をわきまえてやら
ないと事故の元ですね。お騒がせな、お化けメール女性でした。
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