周南市の糀町にあった「日の出湯」 | 素晴らしい人生を謳歌しよう

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2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん。

私が小さい頃は、銭湯に行く人が多かったようでした。

当時は風呂のある家が少なく、夕食後に家族そろって銭湯まで10分程

歩いて行きました。家族が男女に分かれて男湯と女湯に別々に入ります

が、母や姉達の方が長湯になり帰りは、別々のようでした。

仲のいい夫婦などは、お風呂場で声を掛け合う人もよくいました。

湯煙に、けむる声が響きわたります。

「かあちゃん、上がるぞ~」「はいよ~」

と、言ってお風呂から上がります。脱衣室で服を着たあと、今度は、

「かあちゃん、でるぞ~」「はいよ~」と言って銭湯から一緒に出て、

家まで仲良く帰る人達。子供心に恥ずかしいと思ったものでした。

周南市の糀町にあった創業90年の「日の出湯」が、原油高により経営

が成り立たなくなり閉店しました。原油が上がれば、入浴料上げざろう

得なくなり、入浴料を上げれば客が減るこの悪循環による影響も大きい

ようです。最近は風呂付きアパートやマンションが大半になり、若い人

で銭湯に行く人はいなくなり、お年寄りが利用する程度になりました。

周南市街地では、「文化湯」一件を残すのみとなり、その経営者は

「風呂に入れずに困っている人もいる。いつまで続けられるかわから

 ないが、できる限り頑張っていきたい」と話しているそうです。

毎日、家でお風呂を沸かして入る人が、一週間に一度でも銭湯にいく習

慣が、できていれば良かったのかもしれませんね~。

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