無痛分娩 リスク | 千殊むすび院長日記

千殊むすび院長日記

東京・大塚にある『千殊むすび鍼灸院』院長の宮本啓佑です。
健康のことだけでなく、日々起こった面白いこと、趣味の山登りや社寺巡りのことなども書いていければなあ、と思います。

周りにも無痛分娩をされた方が増えてきた印象があると思います。
産院側にも無痛分娩をやっているということは産婦を呼ぶ宣伝になります。
といっても2008年で2.6%、全国に110施設(2015年)しかありません。
メリット、デメリット、様々です。
お産の痛みが怖くて、前のお産の痛みがトラウマで生めない、という方には朗報。
ここではデメリットを。
結構色々あります。
硬膜外麻酔で運動神経が麻痺していきみづらくなり、通常の分娩より平均一時間長くなります。
あかちゃんが降りるのに時間がかかる。
母は痛くないのですが、あかちゃんには負担になる。
頭が締め付けられる時間が長く、心音下がる。
お腹押す・吸引かける・鉗子かける率上がる。
そのために、伸びる前に会陰切開大きめで傷大きく治り遅い痛い。
無痛分娩する施設は増えていますが専門の麻酔科医は増えていなくて数えるほど。産科医がやってるのが実態。
陣痛に意味が無いと言う意見もありますが、ホルモン、プロラクチンはこの時に最大化します。母性のスイッチ。
なんて言うと、いや、言わなくても、あかちゃんに何かあると「わたしが無痛で楽して生んだから…」とじぶんを責めるママがたくさんいるので(ほぼ関係ないのですが)、お腹を痛めて生むことが美徳とは、だんだん言われなくなってきました。
時代や世間に配慮と、実際は、あまり関係ないようです。
太古からお産は危険、でも人類は変わらず生命を営んできた、です。


お堀
大河のようですが飯田橋から。ボート漕げます。