潮とお産と自然 | 千殊むすび院長日記

千殊むすび院長日記

東京・大塚にある『千殊むすび鍼灸院』院長の宮本啓佑です。
健康のことだけでなく、日々起こった面白いこと、趣味の山登りや社寺巡りのことなども書いていければなあ、と思います。

助産院の産婆さんたちは、お産に潮の干満が影響

することを、本氣で信じています。

例えば、助産院や自宅出産では、請け負った産婆が、

提携する産婆を、そのお産の瞬間に合わせて連絡し、

呼び出すわけですが、それも、陣痛が強くなっていく

満潮に向かう時間をみていますし、それを過ぎ、干潮

に向かって陣痛も間延びして緩慢になっていくと、

これは次の満潮まで生まれないかも、って言って自宅や

仕事に帰ってしまうくらい。

子は月の満ち欠けとはあまり関係なく生まれてくるようです。

満ち欠けなら、月に数日に誕生日が重なるはず。

毎日子どもは生まれてますからね。

潮の干満も、病院なんかで学生が関連性を探ると、

統計取っても有意差が出ないといいます。

ってな話を女房(産婆です)にしますと、

「当たり前でしょ。今の日本人で自然な生活してるひと、

いないんだから。助産院や自宅で産もうってひとが、

少し自然を意識した生活をするから、産婆さんたちも

潮の干満を診断の一助にするだけで。そんな統計取る

なら、海外の、近代的な文明が入ってないところで

やらないとムリだよ。」

だそうで。

確かに。

自然な生活なんて誰もしてないのに、分娩だけ自然に

なんて、虫のいい話なのかもしれません。

妊婦さんのカラダを自然に戻すだけでも、鍼灸の現場では

一苦労ですからね。




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熱田神社(伊那市)

熱田神宮から勧請。



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守屋神社

神体山は守屋山。諏訪湖が望めます。



8/10 『子育てがもっと楽しくなる会』

わらべ歌あそびでは、子どもの目がいきいきと輝きだします。


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