病の程度の不確定さ | 千殊むすび院長日記

千殊むすび院長日記

東京・大塚にある『千殊むすび鍼灸院』院長の宮本啓佑です。
健康のことだけでなく、日々起こった面白いこと、趣味の山登りや社寺巡りのことなども書いていければなあ、と思います。

子どもを見ていると、病の程度を把握することの難しさを思わされます。
ヒトの痛みや具合の悪さというのは、心底主観に左右されていると。
子どもって、肘が外れていようが、熱が9度台だろうが、遊びが優先できることが少なくない。
転んでちょっと擦りむいただけとか、7度台前半の熱(小児では平熱です)でも、大変な騒ぎの時も。
子どもの場合は、機嫌と、普段となんか違う、が重要です。
それは、長時間見ていないとわからない訳ではなく、雰囲気の違いで察知するもの。
だから「3歳まで親がしっかり見るべきです。」じゃなくって、親もテンパって機嫌悪い状態じゃ見逃しますから、それぞれに合った育て方がいいと思います。

きっと大人の病も、少なからず機嫌や気分に左右されているんだろうなぁと思わされるのでした。

2014012512080000.jpg
御神木の根元(香取神宮)