目明きはホントに見えてるの? | 千殊むすび院長日記

千殊むすび院長日記

東京・大塚にある『千殊むすび鍼灸院』院長の宮本啓佑です。
健康のことだけでなく、日々起こった面白いこと、趣味の山登りや社寺巡りのことなども書いていければなあ、と思います。

先日、勉強会に来られていたひとの中に、


全盲(生まれたときから)の方がいらしていて、


言われたことばが


『目明き(晴眼者)はホントに目、見えてます?』


でした。


もちろん、お叱りのことば。




「全盲のひとが白い杖を持つことは法律で決められている


からで、その杖を踏むひとがいる。


杖で地面を叩いたり左右に振ったりして、路面状況を


しているのに。


そして、携帯で通話しながら・メールしながら歩いて


いるひとが、どんどんぶつかってくる。


ほんとうに目がみえてます?」




他にも、介助者なしで外出するには、信号のある


おおきな通りしか歩けないこと(信号は車の音で


判断するそうで、交通ルールはみんな守っている


という前提で歩いているそうです)。


ハイブリットカーの徐行時は全く音が聞こえないこと。


歩道や駅の黄色いタイルが、途中で途切れていたり


して、あんまりガイドになっていないこと。


などなど、いろいろ伺いました。




ぜんぜん優しくない社会。


わたしも、ちゃんと見て歩こっと。