髪の性質 | 千殊むすび院長日記

千殊むすび院長日記

東京・大塚にある『千殊むすび鍼灸院』院長の宮本啓佑です。
健康のことだけでなく、日々起こった面白いこと、趣味の山登りや社寺巡りのことなども書いていければなあ、と思います。

わたしが中学ぐらいのころでしょうか、


『朝シャン』なることばが流行ったのは。


死語ではないにしろ、今となっては、


シャンプー屋さんによる消費量拡大キャンペーン


によってできたことばだということは、


みんな気付いていることと思います。


(味○素が容器の穴を大きくしたみたいなものか?)



さて、それ以降、毎日シャワーを浴びるってひと


が急増し、当然のように、毎日シャンプーもする


ってひとが増えたようです。


でも、イメージと違い、欧米人たちが毎日シャンプー


しているかというと、実はそうでもないようですよ。



・髪には自浄作用があります。


→頻繁に洗う必要がない。


・髪を綺麗に輝かせるキューティクルは、洗い過ぎると


剥がれてしまう。


→ぱさぱさ・バサバサ・切れ毛・枝毛の原因に。


・剥がれたキューティクルのところに、臭い分子が吸着。


→毎日洗髪しているのに、すぐ臭う。




悪循環ですねぇ。




なかなか急には、毎日の洗髪習慣なんか、変えられる


ものじゃないでしょうけど。



でも、かんがえてみれば、つい数十年前まで、


毎日お風呂に入っていた・体や髪を洗っていた、


っていう民族は、たぶんいなかったでしょうし、


そうだったからといって、それほど病気は蔓延


してもいないようです。


(いまもダニやシラミの被害はありますが、


衛生とはあまり関係ないようです)