わが子の通う小学校では、月に一回程度、
親が交代で本の読み聞かせに行きます。
たいていは絵本を読んでいるようです。
最近の絵本は内容も充実していて、大人でも
たのしめるモノが多いですからね。
そして、電子黒板なる大型モニターもあるので、
うしろの子にまで、絵をみせてあげられるのです。
さて、長女のときは逃げ切った?ものの、
次女も6年生となり、ついにお鉢が回ってきました。
6年生に絵本もなぁ、なんて思っていたところに、
妙案が!
内田先生の、教科書会社から依頼されて書いて、
難しすぎると編集会議でボツになった(爆)原稿が
公開されているのを思い出したのでした。
・『もしも歴史が』 内田 樹
短い文章ですが、普段から氏が語っている内容が
凝縮されていて、論理性が高く、そら、絵本とは
一味も二味も違うものです。
一回読むのに、5分ほど。
持ち時間は15分ぐらいだから、一回読んで、
解説入れて、もう一回でどうだろう?
いろいろ下準備して向かいました。
滅多に着ないスーツまで着て。
(はりきってんなー)
わたしね、これでも教員免許あるんですよ。
でも、中学と高校。専門学校生は相手にしてても
小学生相手は初めて。
教育は初等のほうが難しいって、ホントですね。
ちょっとした言葉も、気をつけないと意味が
通じてなくて、ちんぷんかんぷんになる。
いや~、緊張しましたー。
途中、校長まで見に来られて。
ちょっと難しかったかなぁ、と反省しながら
帰ってきたのですが、教科書にもし載ってたら、
数時間かけて先生が解説するんだわ、なんて
考えたら、15分で理解できなくてもいいわけ
なんですよ。
まとまりがなくおわっちゃったかな、ってところで、
担任の先生が「文章の最後から、希望をいただき
ましたね!」と、上手にひとことでまとめてくださった。
有難い。
朝からいい緊張のいちにちでした。
(まだ治療はつづく・・・)