早川延四郎さん、えらい評判ですなぁ~
『おちょやん』
ドラマ自体も、これからどんな展開になっていくんだろうかと、
ハラハラドキドキ、楽しく拝見しております
道頓堀が舞台で、昔の風情を感じることが出来るセットを見ているだけでも、ワクワクします
また、
私は河内方面の育ちですので、
千代の河内訛りも、ちょっと懐かしいような。
子役さん!よかった!天晴れでしたね
そして、
杉咲花さん!ステキ~
本当に関西弁がお上手で
お芝居も確かで!
所作指導で入られていて、
私達上方歌舞伎塾時代の、日本舞踊の先生でもある、
藤間豊宏師にお伺いすると、
本当に早い段階から、訛りや着物を着ての所作を、コツコツお稽古されていたようです!
ちなみに、岡安の宴会で踊っていた『奴さん』♪
我々も、歌舞伎塾の授業の時に、豊宏師匠にお教え頂き、ウォーミングアップとして、毎回踊っていた懐かしい踊りです。
あの振り、今でも踊れます~!
せやけど、朝ドラって、皆さんめっちゃ見てはるんですね~。
すごい影響力
よく、ブレイクしたタレントさんとかが、
急に親戚が増えた!とかおっしゃられますが…、
私も、松十郎さんのおこぼれをもらっちゃって、
色々な方々より、
朝ドラ見たよ!って連絡を頂きました!
SNSも、沢山書いて頂いてありがとうございます
ありがたいやら、うれしいやら、
照れ臭いやら
そもそも…
コロナ禍…
緊急事態宣言の最中…、
松十郎さんのドラマ出演が決まった!とのことで、歌舞伎役者役で、劇中劇があると…。
演目は、上方歌舞伎の、代表作、
『夏祭浪花鑑』の長町裏の場。(通称、泥場)。
それを仁左衛門師が、監修をされるとのことで、
以前、上方歌舞伎会で、団七に殺される、
舅、義平次のお役を、勉強させて頂いた私を、
今回も指名して下さいました。
しかし、
「松十郎(団七)が、メインなので、義平次はどれだけ映るかわからない。後ろ姿ならよし、全く映らないかもしれない。けど、相手がいないとやれないし…。それでもやってくれるかな?」と…。
そら、
断るわけありませんよーーー
只でさえ、コロナ禍で、舞台に立てないだけでなく、お仕事も全くなかった中…
そして、義平次というお役は、
私自身、本当に強い想いがあり、
何十年か後には、
本興行でやりたい!というだけでなく、
やっていくお役!
と、心にしかと決め、
勉強しなければと思っているお役の一つです。
それを、ちゃんと拵えもして、
本格的に、またやらせて頂ける
ドラマ撮影にも、なんとなく興味もあるし
本当に有難く、嬉しく、気合いが入りました!
義平次への想い、
四年前の上方歌舞伎会の時の様子はこちらで!
上方歌舞伎会で、仁左衛門師に、事細かくお教え頂いたことを、思い返しながら、準備したつもりでしたが…
稽古初日、仁左衛門師より、
前回ダメを頂いた同じところをご指摘受けてしまい…
やっぱり、あかんなぁー
けど、また事細かくお教え下さり、とても勉強になりました!
そして、大道具をチェックするのにスタジオに行くと…。
もうもう、出石永楽館そっくりそのままが、スタジオにたてられてて~
第一声「これ、永楽館やんー!すごいー!」
って、完全に芝居忘れて、セットをウロウロ~。
楽屋のセット、撮影機材とかも、見てて楽しかったなぁ。
すると、泥場の道具を運ぶ大道具さんの姿が…。
「皆さん松竹座の大道具さんー!」って、
もうもう、久しくお会いしてなかったので、
お元気そうな様子に、嬉しくて胸が一杯になりました
そして、泥をかぶる沼をチェックし、
(さすがに奈落まではないので、舞台下のスペースをうまく広げて作って頂きました!)
翌日いよいよ本番!
これ、どこまで私が言うていいのかわかりませんが…
泥場をまともにやると、30分以上かかりますが、
撮影は、立回り部分メインで、とのこと。
立回り前の芝居の、始めやすいところからやりましょうかー、ってことで…、
義平次的には、憤りがマックスになり、一番しんどいところから、スタートに
その上、換気のために、スタジオが極寒…
テンションが~
けど、ドラマ撮影はこれが普通ですもんね
なかなか急にテンション上げるのが難しかったですが、エキストラのお客様も、密にならない程度に、沢山入られて、
お客様の前でさせて頂くのと同様に、勤めさせて頂くことが出来ました!
あっ、Twitterに、今回いつもより、泥増し増しでかぶったー!と書きましたが、
本番、沼の中で、泥を身体に塗っているとき、
思いっきり滑ってしまって、泥を貯めた、たらいの中に、お尻を思いっきり突っ込んでしまい、挙げ句に、泥で滑りまくって起き上がるのに戸惑って、ぐっちゃぐちゃ~。
そんなこんなで変なテンションになってしまって、思いっきり頭から泥かぶるは、
下でカッパをかぶって、泥をぬる介錯をしてくれていた、
『佑次郎さん』も、柄杓で全身ぶっかけてくれて~佑ちゃんも泥だらけ~
25日間あれだけかぶったら、衣裳も頭も、もちません
おちょやんのために、頑張りました~
ちなみに、祭の衆の
「ちょーさじゃ。よいやーさーじゃ。」の声の、
リーダーは、佑次郎さん!
客席からの大向こうは、
なんと、
翫政さん、でした~
どれくらい映るのか、本当にわからなかったので、私からの事前告知は、控えさせて頂きましたが、
(延四郎さんSNSとか、なさらないのでねぇ)
色々映して頂いて
やっぱりあかんーーー
テレビの前で、また、大反省
けど、本当に、良い経験をさせて頂きました!
撮影後は、
延四郎さんの楽屋シーンの撮影を見つつ…
ちょいと羨ましさも正直ありましたが…、
なにより、男前に映ってて、あの感じは私には出来ないなぁって思いましたね
そして放映見ても、ほんま男前に映ってて、ほんま、大評判に
とてもうれしいですね!
これで、松十郎さんのことを知って下さった皆様も沢山いらっしゃると思います。
そんな皆様に、上方歌舞伎の若手役者の活動にも、是非、目を向けて頂けたら、本当に嬉しいです
上方は、コロナ禍、まだまだ本当に厳しいです。
けど、がんばります
あべの歌舞伎『晴(そら)の会』!
上方歌舞伎会!
宜しくお願い申し上げます
こんなんも、見てみてください
ちょこっと様子を、ご覧頂けます
そんなこんなで、
今になって、
『麒麟がくる』を初回から見てますー!
こちらも、おもしろいなぁ!
正親町天皇様、もうすぐ拝見できるかなぁ~