準備 | 仙台空手道クラブ志道館のブログ

仙台空手道クラブ志道館のブログ

「仙台いずみ空手サークル」の団体名称で、平成25年1月から平成27年4月まで活動してきました。
平成27年5 月からは団体名称を【仙台空手道クラブ志道館】と改めて、全空連スタイルの空手道を稽古していく団体に生まれ変わり、活動しています。

今日のカープは本拠地・マツダスタジアムで、対スワローズ戦。3連戦の初戦です。

先ほど試合が終わりまして・・
    カープ 3点 ― 0点 スワローズ

カープ、まずは大事なカード頭を取りました。3連戦の初戦を、勝利しました!
明日のカープ先発は、闘神・九里 亜蓮(くり あれん)投手。エース・九里で連勝して、カード勝ち越しを決めたいですね。前カードの対ドラゴンズ戦を1勝2敗と負け越しているので、首位チームとしてなおさら勝ち越しを早々に決めたいところです。


それにしても今夜の試合は、森下投手が圧巻のピッチングでした。じつに見事な完封勝利だったのですけど、球数91球で被安打2という完璧な内容の完封! じつに素晴らしかったです。
セ・パ交流戦の対ライオンズ戦で、ベルーナドームで5回裏に突如バシバシ打たれて、、5失点した試合を帳消しにするかのような堂々たるピッチングでした。

しかも森下投手は今夜の試合で、ピッチャーバッターとして3打数3安打、猛打賞!
森下投手の「打者」としての成績がさらにアップして、なんと打率が4割2分9厘。ピッチャーゆえに規定打席に到達していませんから、セ・リーグのバットマンレース(※ 打率での順位)に名前が出てくることはないですけど・・・しかし先発ローテーション投手の打率が6月下旬で4割超というのは、もう大いなる称賛に値します。

カープの二刀流、森下 暢仁(もりした まさと)ですな♪
ちなみに当会の形と組手の二刀流は、中1男子のY初段ですね。
参考までに私・汗まみれハゲ太は、カープネタとハゲネタの二刀流です。


今夜の試合でムムムッ・・・だったのは、9番打者のピッチャーバッター・森下投手が3回も出塁しているのに、次打者の1番・秋山選手がことごとく凡退して、なんと4打数0安打。ピッチャーバッターが出塁して、都合3回もチャンスメークしているのに、次打者の1番が4打数ノーヒット。。

これ、、なんだか明日の試合でのカープを暗示しているようで、、とってもイヤな予感がしています。明日は九里投手が先発なんだから、頼むからバシバシ打って、バシバシ得点してくれ~
九里投手の今シーズンの4敗のうち、3敗については九里投手の責任じゃないんだから、明日こそはバシバシ得点して、九里投手に今シーズンの4勝目をつけてくれ~
(※ 今シーズンの九里投手は、本日時点の公式記録勝敗は3勝4敗。)





さてさて・・

プロ野球好きばかりが集中して集まっている当会でありますが、、西暦2000年の前後にタイガースやバファローズで活躍していらっしゃった平下 晃司(ひらした こうじ)外野手のことを、当会の皆さんは覚えていらっしゃるでしょうか?

平下選手。
勝負強いバッティングで、とくにタイガースで一時代を築き上げました。
【上画像引用】駿河屋様HP


現在は46才になられたという平下 晃司氏。
その平下さんが、2003年にタイガースがリーグ優勝をしたときのことを振り返り、大変に含蓄あるお言葉を発していらっしゃる記事を目にしました。
そのキーワードは、準備

大切なことは、全員の気持ちの方向性(ベクトル)が一つになる、一致団結の盛り上がり。
そして盛り上がりムードだからこそ内部から生じてくる、控え選手たちの『 準備 』。

プロスポーツチームの一軍ですから、形式的な「準備」ならば、必ずしているものです。でも、そういうニュアンスの準備ではなくて、、本気で勝ちたいからこその本気の準備。自発的な準備。自分自身がチームの一員として役立つためにやる、自発的かつ積極的な準備。

優勝するようなチームには、優勝という結果が出るにふさわしい前段が、必ずあるのです。その前段が、すなわち準備。
とっても魂が入った準備。



当会稽古会員は、魂が入った準備をしているのかな?
私いち個人だけの主観でいうならば、「 魂が入った 」という次元で準備活動をしてくれているのは、Oお父さん、K館長補佐、U副館長の3人だけかな。それに準じる真剣さを感じるのは、H館長補佐と小6男子・R1級。

当会は地域活動団体であるから、殺伐とした悲壮感をふりみだしての稽古パフォーマンスをする必要は、まったくありません。そういう表面的な(見た目だけの)パフォーマンスは、1ミリたりとも不要です。
でも、自然とにじみ出てくる本気度は、それは私も同じ稽古空間に身を置いているのですから、きちんと伝わってきます。

当会は地域活動団体ですから、笑顔で楽しく、しかも怖くてイヤなことを回避しながらの活動でも、、それは問題ありません。本当に問題ありません。
しかし、そういう活動の仕方をしている稽古会員は、ある一定以上の帯色になることはありません。「 修行 」といえる次元の稽古をやっている人と、そういう厳しさから背を向ける人とが、同じ評価を受けられる団体になってはいけません。もし同じように昇級昇段させていってしまったら、苦しい階段を一つひとつ乗り越えていこうとしている稽古会員に対して、とっても失礼なことになってしまいます。そういうのは、ダメだ。

私は、競技活動という狭いジャンルの成績のことを、言っているのではないですよ。
私が言っているのは、日常的な取り組み姿勢。そして、真剣なる本気の積み重ねです。

たんなる短時間のポーズか、あるいは継続的な本気の真剣さかを、私は瞬時に見分けます。たんなるポーズを毎週やってくれていてもいいですけど、それならそれで、昇段はもちろんのこと昇級したいだなんて、ある一定以上の帯色になったならば、しっかり自制してほしい。
乗り越えるべき壁をきちんとクリアーしていくから、今よりも上の帯色になっていくのです。壁を乗り越えようとしない人は、審査合格のための「 準備 」をしていないのだから、受審を自制することが道理です。

どんな稽古会員も、自分の体力や心身の事情に合わせた稽古でいい。そういう付き合い方が、ウサギとカメの童話で暗示しているように、長い目でみたときに勝つための取り組み方です。
いっぽう、今の自分の帯色にふさわしい取り組みを積み重ねている稽古会員と、定められている修行項目なのにイヤだ! といって回避しようとする稽古会員とが、同じ評価を受ける道場になってはならない。

空手道修行の科目には、(きちんと安全性に配慮されているという絶対条件のもとでの)組手稽古が、必ず出てきます。必ず。
イヤならば、やらなくてもいいです。本当にやらなくてもいいです。でもその場合は、一定以上の帯色をめざすことなく、自制してほしい。必要な科目をやらない人・・・つまり「 準備 」をしようとしない稽古会員に、許可される帯色について制限がでてくることは、当たり前のことです。



ではそろそろ、元タイガースの外野手・平下 晃司さんのインタビュー時のお言葉を、紹介したいと思います。
とっても含蓄があります。
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
    03年のリーグ優勝に僕はあまり貢献はできていませんが、優勝するチームはどういうチームなのか理解できました。優勝するチームは、レギュラーだけでなく、控え選手もがしっかりと準備できている。

     弱いチームは代打、守備固めの選手たちの心構えができていません。なので結果もついてこず、「なんで準備していないんや!」といわれてしまう。

    でも強いチームはみんな「勝ちたい」という方向にベクトルがに向いているので、試合展開に応じて守備固め、代走要員の選手たちが「そろそろあるんじゃないか」と自然と準備して、すぐにいけるようになっているんですよね。

    今、自分は中学生のチームを持っていますけど、03年の阪神のようなチームにしていきたいなと思っています。
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
【上文章引用】高校野球ドットコム様記事



審査合格をしたいならば、その審査での科目について準備を積み重ねていくことは、当たり前のことです。当たり前でもあり、その壁にチャレンジする者としてのモラル、挑戦者としての道徳でもあります。




今日のブログはここまでです。
ではまた。