74.無価値感からくる恋愛パターン | カウンセリングサービス 仙台オフィシャルブログ

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心理カウンセラーの大塚統子です。

 

無価値感とは、文字の通りに「無価値を感じる」、「自分には価値がない」と感じる感情です。

 

「自分には価値がない」を言い換えれば、「ありのままの自分ではダメ」と感じるわけです。

 

「ありのままの自分ではダメ」と感じるから、「何かしないと愛されない」「役に立つことをしないと必要とされない」という発想にもなっていきます。

 

心に無価値感があると、どんな影響があるのか、どんな恋愛をしやすいのかをご紹介します。


◆尽くしすぎ

 

「何かしないと愛されない」

「役に立つことをしないと必要とされない」

と思うので、

「相手が喜ぶことをしよう」

「よく思われる振る舞いをしよう」

と無理をしてしまうことがあるでしょう。

 

結果的に、価値がない私を愛してもらうために、必要以上にお世話を焼いてしまう、尽くしすぎてしまうといったことが起こったりします。

 

付き合い初めのうちは、「気が利く子だな」と思われることも多いでしょう。

 

しかし、いつの間にか「お母さんみたい」「してくれて当たり前」という関係になっていくこともあります。

 

そして、がんばりすぎて燃え尽きてしまったりもします。

 

◆愛を受け取れない

 

人は自分の価値を認めている分だけ、人からの好意や愛情を受け取ることができます。

 

例えば、時給1000円の働きをできていると思えれば、1000円の報酬を受け取ることが当然と思えるでしょう。

 

ところが、時給1000円にふさわしい仕事しかしていないのに、5000円の報酬が払われると、(ラッキーと思うかもしれませんが)受け取るのが申し訳ないような気持ちが出てくるでしょう。

 

「自分には価値がない」と誤解していると、パートナーからの愛情を受け取るのに「申し訳ない」とか「そんなにしてもらえない」といった気持ちになりやすいです。

 

パートナーからプレゼントをされても、素直に喜べないといったことが起こります。

 

そうすると、パートナーは「あなたを愛しても喜んでもらえない」寂しさを感じやすいのです。

 

 

◆選ばれると思えない

 

無価値感のある人は、「何かしないと愛されない」「役に立つことをしないと必要とされない」と思います。

 

そこで、その分「いいことをしよう」「役に立とう」とするがんばりやさんも多いです。

 

だから、周囲からの評価が高かったりもします。

 

しかし、本人はそうは思えないようです。

 

「いいことをしよう」「役に立とう」としているから評価される、と思い込んでいます。

 

「本当の私」を知られたら、「好きになってもらえない」「嫌われてしまう」と怖れていたりします。

 

そのため、本音でコミュニケーションがしにくくなります。

 

また、関係が近くなると本当の自分がバレてしまうので、二人の距離が近づくのを無意識的に避けようとすることもあります。

 

「私がパートナーに選ばれる」と思いにくいのです。

 

◆多くを求めてしまう

 

「自分には価値がない」と思っているから、自分が埋め合わせをして愛されようとするタイプの人と、誰かに埋め合わせをしてもらって愛されようとするタイプの人がいます。

 

後者のタイプは、「誰かに認めてほしい」と承認欲求が強くなったり、「より完璧なパートナーに愛されたい」と相手に求めるものが多くなったりしやすいでしょう。

 

ひとことで言うと、依存的な恋愛をしやすくなるわけです。

 

相手に期待して求めると、「相手がしてくれない」ということも起こります。

 

相手の言動次第で気持ちが浮き沈みしやすくなり、振り回される恋愛になりやすいでしょう。

 

「自分には価値がない」という誤解があるから、相手に多くを求めてしまうのだとしたら、誤解をなくしていければ多くを求めなくてもよくなるでしょう。

 

◆自分の価値を認める

 

「自分には価値がない」という無価値感を抱えていると、

・尽くしすぎ

・選ばれると思えない

・多くを求めてしまう

といった恋愛パターンがあることを紹介しました。

 

無価値感を減らすには、「自分の価値を認める」ことが必要です。

 

例えば、これまで価値を認めてくれるような人が周囲にいなかったのなら、肯定的な発言をする人たちと接して、人から認めてもらう経験をしてみるのもいいでしょう。

 

過去に「ほめられた」ことを思い出してみるのもいいでしょう。

 

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あるいは、自分自身について、客観的に再評価してみてもいいでしょう。

 

自分がしていることを「たいしたことない」と思っていたけれど、同じことを人がしていたと考えたら、「とてもがんばっている」と認めやすくなったりします。

 

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あるいは、「自分には価値がない」と誤解してしまった出来事について、大人の目線から捉え直しをしてみるのもいいでしょう。

 

例えば、まだ子供だった頃、どんなに「役に立ちたい」と思っても、子供のできることには限界があります。

 

そのことで「力不足」「役に立たない」などと誤解してしまうことがあったのかもしれません。

 

子供なりに「がんばっていた」と認められると、自分を愛しやすくなるでしょう。

 

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ここからは、癒しの領域になりますが、「私には価値がない」と誤解したルーツを癒す、「私には価値がない」にとどまる理由を手放す、といったことに取り組むのもいいでしょう。

 

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自分の価値を認めて、「自分には価値がない」という無価値感を癒していくと、

・「愛してもらえない」という怖れから尽くしすぎてしまう恋愛

・自分ばかりががんばる苦労の多い恋愛

・好きな人に近づけない恋愛

・本音が言えない恋愛

・気を使いすぎて疲れる恋愛

・「してくれない」と不満の多い恋愛

・「愛してほしい」を求めすぎる恋愛

・相手に振り回される恋愛

・依存的な恋愛

といったパターンを手放していけるでしょう。

 

あなたがあなたの価値を正当に評価できますよう願っています。

 

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