lec379.信頼する勇気 | カウンセリングサービス 仙台オフィシャルブログ

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カウンセリングサービス代表の平準司です。

 

男女関係について、いろいろなご相談をうかがっていると、なかにはネガティブな思い込みをもっているがゆえに、恋愛が楽しめないという人がよくいらっしゃいます。

 

たとえば、「男はぜったい浮気する」とか「私はぜったい飽きられ、捨てられる」といったものです。

 

このような、ネガティブな思い込みというものは、その人自身の自己評価が低いときによく出てきます。

 

また、少し違うパターンとしては、彼がいるのにほかの人の彼がよく見えたり、なにかを手に入れた瞬間から、「間違った選択をしてしまったのではないか」と手に入れたものを否定しはじめたりする場合もあります。

 

後者は一見、浮気性に見えますが、じつは自己評価が低いために、「こんな私とつきあう彼は、こんな程度の彼」になってしまうわけです。

 

自分の評価が低い度合いだけ、自分のパートナーの価値まで下がり、ひいては魅力を感じられなくなってしまう‥‥という力学が働いているのですね。

 

これもまた、いまある関係性や恋愛を楽しめないことの原因の一つであるわけです。

 

では、どうすれば、この悪いパターンから抜け出せるのでしょうか?

 

 

このパターンにハマるのは、男性よりも女性に多いのですが、その一つの理由としては、エレクトラ・コンプレックスとの関係があげられます。

 

エレクトラ・コンプレックスとはなにかといえば‥‥、3歳ぐらいになって自我が発達しはじめるころ、女の子はとあることに気づきます。

 

「男の子にあるものが、私にはないじゃないの!」、「なんか、私って、ソンしてる‥‥?」というかんじでしょうか。

 

つまり、自分には「なにかが欠けている」、「足りないものがある」という感覚です。

 

そして、だからこそ、それを補おうとし、女性はファッションやお化粧に躍起になるわけです。

 

これは、感覚的なもので、潜在意識のまだ下の無意識レベルのことだといわれています。

 

感覚的なものでは、「生理的に無理」というのもありますよね。

 

どれだけ条件のいい男性がいたとしても、その人のことを、どれだけまわりの人からすすめられたとしても、「感覚的にこの人とはキスはできない」と思うと、つきあえないものです。

 

同じように、この「ソン」という感覚は自己否定とつながってきますので、「自分が女性であること」までをも否定してしまうことが多いようです。

 

もちろん、女性であるからこそ得られるものもたくさんあるわけで、ここを抜け出すときのいちばん大きなポイントは、まず、「女性を楽しもう」ということでしょうか。

 

とにかく、あなたが女性であること、日本人であること、何歳であろうがあなたのいまの年齢、太っていようが痩せていようがあなた自身であることなどなど、まずは自分を受け入れ、肯定するということが必要です。

 

どうしても自分嫌いから抜け出せそうにないと感じたときは、まず、自分を好きになってみたいと「思う」ことからスタートしましょう。

 

私が知っているかぎり、自己嫌悪の強い女性のほとんどが、人一倍セクシーであったり、セクシャルエネルギーのレベルが高い人であったりするようです。

 

というのも、自分のことを嫌いはじめるルーツは、思春期にあります。

 

子どもの体から大人の体に変化するスピードが速ければ速いほど、不安感が強くなったり、自分を受け入れる作業が追いつかなくなってしまいます。

 

そのために、自己嫌悪がいっそう強くなってしまうようなのです。

 

いいかえれば、もしあなたの自己嫌悪が強いのなら、どうやらあなたには、「大人である自分」を愛してあげることが求められているのかもしれませんね。

 

そして、「大人の女性」を楽しむことが、あなたにとってのいちばん大きな課題であるようです。

 

それは、もちろん、セックスも含めてです。

 

逆説的なのですが、自分にコンプレックスがあるので、セックスも十分に楽しめないという人が多いのです。

 

あなたがどれだけ自分を愛していなかったとしても、そのあなたを好きになってくれる人がいるのです。

 

そして、あなたができることは、その人たちを信頼することです。

 

なぜ、私のことが好きなのか、その理由はわからずとも、とにかく、あなたのパートナーは、いまのあなたのことが大好きなのです。