カウンセラーの渡辺晴美です。
皆様が心穏やかに毎日を過ごすお手伝いができれば嬉しいです
よろしくお願い致します。
春になり、新しく社会人になられた方、大学や高校に行かれた方、子供たちが幼稚園や保育園、小学校などに入られた方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
新しい出会いがあふれている時期ですね。
そんなときって、ドキドキわくわくして嬉しい!
という人もいらっしゃいますが、多くの方は、どんな風に人と接したらいいんだろう、何を話せばいいんだろう、会話が続かないよ。
と不安に感じることの方が多いのではないでしょうか?
我が家の長男も今年から小学校に通うようになりました。
大人と違って、子供ってすごいですよね。
登校2日目にこんなことがあったんです。
毎日2人ずつ名前覚えて帰ってきたらと送り出したのですが、帰ってきた息子に聞いてみると、3人とお友達になったよと帰ってきました。
よく聞いてみると、トイレで一緒になって友達になったんだ。と。
トイレの順番をどうぞどうぞと譲り合っただけらしいのです。
子ども同士では、ちょっと話しただけで、もう、お友達なんですよね。
改めてすごいって思ってしまいました。
大人同士の場合は、ちょっと話しただけの人の事を『友達』って言わないですよね。
それほど子どもたちって、大人に比べると自己開示が大きいんです。
大人同士ではそのように行きませんよね。初対面の場合のは、多くの人が、『様子を見る』ことになります。
その場の雰囲気であったり、話そうとする(話さなければいけない)人の様子を伺いませんか?
自分から話す必要がない場合は、相手の出方を待ってしまいますよね。
そんな中、安心感を感じるのは、相手がどんな人かがわかりやすい人ではありませんか?
この人なら話しかけても『怒られないな』とか『自分に対してネガティブなリアクションを取らないな』って思う人ですよね。
それをどこで判断しているかというのは、相手がどこまで自分がどんな人であるかを見せてくれているかなんですよね。どんな人かが一見してわかるかどうかなんです。
服装も大きな要因ですが、ニコニコしている人や自分がどんな状態なのかを話している人や一目で状況がわかる人には安心感を感じませんか?
例えば、実は緊張しているAさんとBさんがいるとします。
Aさんは、緊張ゆえに、硬い表情をして黙って腕組み、誰とも視線を合わせようとしない。
でも、
Bさんは、「いやぁ。初めてのことで緊張しちゃって。」と頭をかきながら話している。
こんな二人を見て好感を持つのはどちらの方でしょうか?
おそらく、Bさんという方が多いですよね。
Bさんは、緊張しているんだなということがとても分かりやすいんです。Aさんは機嫌が悪いのか緊張しているのかわかりにくいんです。機嫌が悪いなら近づきたくないですからね。
こんな風に、『わからない』ということは、人に不安感を与えますので、近寄りにくさや、緊張感を作り出してしまいます。
ぎこちない空間には誰しも長くいたいとは思いませんよね。息苦しいんです。
それも平気な方だったら、新しい出会いの場で、人と接する時にどうしたらいいんだ?なんて悩みを持ちませんから。
自己開示の範囲は、TPOによっても違ってくるかもしれませんが、例えば、私が緊張しいなんですってわかってもらって(それを受け止めてもらって)いると楽ではありませんか?
『今こんな状況で、こんな自分なんですということを誰かにわかって欲しい』という部分をシェアできると、それを受け止めてもらえると安心できます。そして、周りからも、とてもわかりやすくなり、安心感を与えることになりますよね。
そんな自分をシェアする『勇気』。そして、その自分を受け止めてもらえるという『信頼』が少しだけ必要になってきますが、自分の中ですべてを抱えているよりも、ずっと楽になれますよ。
これらは、今、自分がそのままでいいと言う感覚を持つことにつながり、それに許可することにつながっていきます。
まずは、
「はぁ。」とか「こういうところは慣れてなくて」などなんでもいいので、ぽろっとこぼしてみてくださいね。
実は